大森元貴、BE:FIRST、Suchmos、ずっと真夜中でいいのに。、RIP SLYME、SEVENTEEN……注目新譜6作をレビュー

ずっと真夜中でいいのに。「クリームで会いにいけますか」

ずっと真夜中でいいのに。「クリームで会いにいけますか」

 4月から始まった子どもニュース番組『週刊情報チャージ!チルシル』(NHK総合)のテーマソングとなる新曲。タイトルを見て何のことかと首をひねったが、歌詞を紐解いていくと〈想像に まるばつ なんてない〉〈ハテナ以前の否定って なんか不自然〉と頭を柔らかくしたうえで、どちらかに偏らず、混ざり合うこともできる〈クリーミー〉状態が世の中を知っていくヒントだというメッセージソングであった。あくまでメロディは明るく、ファンキーに跳ねるベースやストリングスが華を添えるポップス。ACAね(Vo)が作る楽曲は真夜中に届く秘密の暗号めいたリリックが多いのだが、こちらは子ども向け番組らしい楽しさ、聴き取りやすさを重視しているようだ。(石井)

RIP SLYME「Wacha Wacha」

RIP SLYME「Wacha Wacha」

 オリジナルメンバーでの復活が大歓迎されているRIP SLYME、「どON」に続く2曲目の最新曲。7月16日に発売されるベスト盤『GREATEST FIVE』からの先行配信となる。タイトル通り5人が“ワチャワチャ”している曲なのだが、賑やかを超えて姦しいほどのビート、相変わらずド派手なマイクリレー、祭囃子にも似た和テイストの導入など、どこで流れても老若男女が盆踊り状態になってしまう最高のアッパーソングである。チャンピオンベルトを賭けたRYO-ZとSUのタイトルマッチ記者会見……という体で進むMVも、剣呑な内容であるはずなのに爆笑必至。シリアスに説明するよりまず笑った者が勝つ。これが彼らの流儀でしょう。(石井)

SEVENTEEN「THUNDER」

SEVENTEEN (세븐틴) 'THUNDER' Official MV

 5月26日に韓国でリリースされ、瞬く間にCDの売り上げが200万枚(!)を突破した5枚目のフルアルバム『HAPPY BURSTDAY』。本作のタイトルトラック「THUNDER」は、SEVENTEENの先鋭性と大衆性をギリギリのバランスで共存させたアッパーチューンだ。EDMとHIPHOPを融合させたトラックメイク、エキゾチックな旋律と攻撃的なラップ、まさに稲妻のような刺激と興奮を表現した歌詞。問答無用で身体を揺り動かすビート、驚くほどに直接的で率直なリリックが一気に押し寄せ、聴く者のテンションをガッツリと引き上げていく。デビュー10周年を迎えた彼らは、現状に満足することなく、さらに攻め続ける。そんなアティチュードを明確に示した、新たなアンセムの誕生と言えるだろう。(森)

大森元貴、中島健人との“執事ダンス”に反響 「最後吹いたわ」「困惑顔なの可愛い」「仲良しさん」

中島健人が自身のInstagramを更新。Mrs. GREEN APPLE 大森元貴との“執事ダンス”のコラボ動画を投稿した。

Mrs. GREEN APPLE 大森元貴、ヨルシカ n-buna、マカロニえんぴつ はっとり……『天才てれびくん』楽曲に託した想い

Mrs. GREEN APPLE 大森元貴、ヨルシカ n-buna、マカロニえんぴつ はっとり、いきものがかり 水野良樹らが『天…

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