JO1とtimelesz、グループの“はじまり”の曲がバイラルチャートイン 紡いできた物語が呼ぶ共感
timelesz「Rock this Party」は、新メンバーオーディションの最終審査で課題曲となった楽曲であり、新たに8人体制となってから初の音源だ。それを佐藤勝利・菊池風磨・松島聡の3人が作詞をしたことに、グループとしての強い意志を感じる。
ダンサブルなパーティーチューンでメッセージもストレート。8人全員がユニゾンで歌うパートもかなり多い。そのユニゾンには統一性はなく、むしろそのブレをそのまま活かすことで、勢いや楽しい雰囲気を重視していることがわかる。これまで審査する側とされる側だったメンバーの“垣根”を一気に、しかも最高のパーティーチューンで壊してみせた。そこに、timeleszの覚悟が窺えるのだ。
リリースと同時にTikTokやInstagramのリールで「#RockthisPartyチャレンジ」を発信。サビの振り付けを踊るダンス動画がSNSを中心に拡散されたことに加え、8人で様々な音楽番組に出演を果たし、話題となった。この曲が持つ解放感、祝祭感、そして「過去を超えて未来へ向かう」という前向きなエネルギーが、ファンはもちろん、それ以外の層まで魅了した結果がチャートアクションに直結したと言っていいだろう。
JO1「無限大(INFINITY) 2025」、timelesz「Rock this Party」。2曲ともユニゾンが大きな意味を持つ曲だが、そのアプローチがまったく違うところも面白い。JO1とtimelesz。それぞれが異なる方法で、新たな物語を作り始めた。音楽が“記号”としてではなく、“ストーリー”として共有される。そこには、リスナーの“共感”という無限大の力がある。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2025-03-26
























