JO1 河野純喜の“声”が持つ夢を叶えるパワー 『白雪姫』声優起用を機に考えるひたむきさ

 JO1の河野純喜が、3月20日に全国公開される実写映画『白雪姫』にて、ジョナサン役のプレミアム吹替版声優に決定した。プレミアム吹替とは、一流の演技力と歌唱力を兼ね備えた豪華キャストが集結した“日本語吹替版作品”のこと。本作は、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の作曲家による新曲も含めた『白雪姫』の新たなミュージカル版となっている。

 河野が吹替を担当するジョナサンは、どんな逆境にも前向きで、白雪姫を勇気づける彼女の運命の人。河野のまっすぐな性格がジョナサンに通ずる部分があり、今回の起用に繋がった。では、河野の持つまっすぐさとは何なのか。オーディション時代から変わらないひたむきな努力を振り返り、声を武器に広げていくであろう今後の活動への期待を記していきたい。

【河野 純喜(Kono Junki)】ファイナリスト20名 練習生別パフォーマンスまとめ|PRODUCE 101 JAPAN

 河野のまっすぐさは、歌が大好きだという想いと、夢を叶えられる喜びに表れているように見える。今でこそ、JO1のメインボーカルを担う河野だが、デビュー前は歌のレッスンを受けたことのない未経験の状態だった。それでも、「歌手としてデビューしたい」という想いは人一倍強かったように思える。オーディション当時の河野は大学4年生で、就職活動の真っ最中でもあった。以前から歌を仕事にしたいとは思っていたものの、「今からレッスンを受け始めるのは遅い」と自分の気持ちに蓋をしてしまっていたそう。しかし、就職活動での自己分析をきっかけに「自分がやりたいことをどんな形であってもできる人生がいい」と思い、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』に参加し、大手企業からの内定を辞退してまで、夢を追いかける決意をしたのだ。

 河野は、オーディション初期から存在感をあらわにしていたひとり。高い歌唱力に加え、「誰よりも歌うことが好き」という純粋な気持ちが、多くの視聴者の気持ちを動かした。特に目に見えて成長したのはダンスだ。番組内で大きくフォーカスされることはあまりなかったが、オーディション初期から比べると見違えるような変化を遂げている。見えないところでたくさんの努力を積み重ねたのだろう。

[PROCESS JO1] EP.26 2020→2021 The process of dances till the beginning of “open the door”

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