JO1、メンバーセルフYouTube企画「PLANJ」で発揮される才能 いい意味で“らしくない”楽曲で光る個性

 JO1のメンバーセルフYouTubeコンテンツ「PLANJ」(読み:プラント)にて、メンバーの個性が続々と世に放たれている。「PLANJ」とは、メンバー自身が表現したいものが見られる貴重なコンテンツ。JO1が個々のスキルアップとそれをグループに還元することを目標に、音楽に限らず、グループやメンバーの個性を自由に表現して発信。個人にフォーカスした、普段なかなか見られない表情や特別なシーンがたくさん届けられている。

 「PLANJ」という名前には、“PLAN J”(プラン ジェイ)=「JO1の夢や目標までの計画」と、“PLANT”(プラント)=小さなものから大きなものまで自分の表現を形にして植えていく、というふたつの意味が込められており、2023年8月16日に初投稿されてから、2025年3月19日現在第16弾まで公開されてきた。このシリーズのなかで12曲のオリジナルソングが発表されている。メンバーそれぞれの個性が存分に発揮されている楽曲ばかりで、彼らの成長を感じられ、そのなかでも、いい意味で“JO1らしくない”楽曲が目立つ。

[𝐏𝐋𝐀𝐍𝐉] ORIGINAL:'easy life' – SYOYA

 例えば、第6弾で発表された木全翔也のオリジナルソング「easy life」。木全が作詞曲を手掛けたこの楽曲は、シンクロダンスを武器としているJO1にとって、真逆のイメージとも言える楽曲かもしれない。木全本人が「緊張をとるみたいな感じで聴き流してくれると嬉しい」(※1)とコメントするように、ゆったりと聴くことができる。歌詞では「すっぽかしても良いんじゃない?」「二度寝かましてみても良いんじゃない?」と、まさに「easy life」を表現。頑張りすぎて休みたいときに聴くと、フッと肩の力が抜けそうだ。また、曲中には木全の愛猫・wasabiの鳴き声も登場している。こういった遊び心も、この企画の良さだろう。

[𝐏𝐋𝐀𝐍𝐉] ORIGINAL:'Singing in the rain' – JUNKI

 さらに、第16弾で発表された河野純喜のオリジナルソング「Singing in the rain」も、セルフプロデュースならでは。これまでのJO1にあまりなかったピアノ伴奏の楽曲となっており、河野の美しい歌声が聴こえる。MVでも、これまでになかったようなドラマシーンからスタート。河野が手掛けた歌詞が、よりいっそう心に響く映像となっている。

[𝐏𝐋𝐀𝐍𝐉] COVER:'西藤公園' - SHION(Original by back number)

 なかには新たな一面を見せたメンバーもいる。第3弾で公開された鶴房汐恩のback number「西藤公園」のカバーでは、彼の振り幅の大きさが感じられる。JO1の楽曲ではラップパートを担当することが多い鶴房が、ボーカルスキルを存分に発揮しているのだ。さらに映像ディレクションにも挑戦しており、鶴房の新しい才能に気づかされるきっかけになった。

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