timelesz新メンバー分析第5回:篠塚大輝 芯の強さとアツい想いを持つ“ジャイアントベイビー”
また、はじめて暫定順位を与えられた際には「まだ全然巻き返せると思います、努力好きなんで」と前向きな言葉を発したり、明け方まで自主練習をしていた日の朝食時にチームメイトの前では「よく寝た~」と呟いたりと、持ち前のポジティブさやナチュラルな芯の強さは彼の唯一無二の魅力だ。同情と愛情が綯い交ぜになりがちな昨今のボーイズグループシーンで、周りを過度に心配させない力や辛気臭くないカラッとした雰囲気をまとうその姿は、見ている者を純粋にハッピーな気持ちにさせる光そのものともなり得ると思う。
4次審査の合宿では思わず涙腺が緩んだこともあったものの、「もう俺の涙は見れないと思ってください。これで終わりです」とはにかんでいた篠塚。実際、どんな壁にぶつかっても真っ直ぐな瞳を揺らすことは滅多になく、最終審査の結果発表でも引き締まった表情を崩さない様子が印象的だった。しかし、各審査で仲間の脱落が告げられた際や最終審査が行われた会場にかつての仲間たちが駆けつけていると知った際には涙を零しており、そんな仲間想いの熱い一面も愛される所以のひとつとなっている。
合格発表では、佐藤勝利が「しの(篠塚)はどうなるか分からない。でもある種、そこに賭けてみたいという想いにさせてくれる魅力があると思いました。僕たちがあなたを背負うから、ずっと食らいついてほしいし、乗り越えられると、本当に心の底から思います」と伝えており、秘めた無限の可能性と揺るぎない精神力はオリジナルメンバー3人から信頼されている。メンバーカラーに決まった白色は、まだアイドルとしてまだ何にも染まっていない、これからどんな色にも柄にもなれる彼にぴったりの色だ。また、オーディション中もテスト勉強をしている姿が印象的だったが、「大学は今年で終わる(卒業する)予定ではある」と話しており、大学4年生からアイドル1年生へ歩みを進めることとなる。
膨らんだ可能性と期待がどのように開花していくのか、未知数の彼のアイドル人生を見守っていきたい。
※1:https://timelesz-project.com/auditionee.html





















