timelesz新メンバー分析第2回:原嘉孝 強い気持ちと確かな実力で再びたどり着いた、仲間と背中を預け合う運命
かつて宇宙Sixのメンバーとしてともに活動し、現在はSnow Manとして活動する目黒とは同期でもあり特に親交が深く、『timelesz project -AUDITION-』の最終審査の前日リハーサルには目黒がサプライズで駆け付けた。「ずっと見てきたので。彼のデビューっていうものに、この最後のチャンスを懸けて挑んでいる姿を最後に生で見ないと、自分も何か後悔するなって思いました」と目黒は話しており、原は彼の姿を見て驚きを隠せない様子だった。親友であり最大のライバルでもあろう二人の「俺がお前の実力を一番知ってるから。だから明日頑張って。原がステージで歌って踊ってるの、見れてよかった」(目黒)、「絶対メンバーに選ばれて、お前を潰しに行くから。マジで待っとけよ」(原)、「いや、俺がお前を潰すから」(目黒)というやり取りからは、強い絆と熱い想いが感じられた。
このオーディションに4次審査から参加し、仕事の関係で合宿には1日遅れて合流した原。ハードな走り込みを終えた後すぐに同じチームの候補生たちに自分から声を掛けにいき、「せっかくの機会だから、厳しく熱くやって。みんなでね、意見出し合って。遠慮しても意味ないからね」と大きな背中を見せ、チームの士気をグッと上げた。元々まとまりのあったteam Purple Rainだったが、彼の遠慮のないストイックさが引力となり、全員が自然と引っ張り上げられていく。数えきれないほどステージに立ってきた経験をチームの向上に惜しみなく活かしていく姿も印象的だった。
時に涙を流すほどの物事への情熱と、常に前だけを見て歩みを進めるパワフルさで、仲間たちを照らす明るいオーラがあるところも、彼の魅力のひとつ。新メンバー発表の際には、菊池風磨が「原が笑うと、皆が笑う。それは原の何よりも大きな強いスキルだと思います」、松島聡は「ポジティブなエネルギーというのは、グループにとっても必要不可欠で。だから、これからも正直グループとしていろんないばらの道を進んでいかなきゃいけない瞬間もあると思うんですけど、そういう時も原ちゃんの笑顔を近くで見たいなとか、感じたいなっていうふうに思いました」と話しており、誰もが持とうとして持てるものではない、そのまわりの空気をプラスへと変える彼の存在感を評価していることが分かる。そして、芯のあるダイナミックかつしなやかなダンスをはじめとするパフォーマンススキルはもちろんのこと、リアクションのレンジやメンバーへの鋭いツッコミも持ち併せる彼は、バラエティ面でも重要なメンバーになるのではないだろうか。
グループの解散を経験してもなおアイドルの夢をもう一度追いかけた強い気持ちと確かな実力で、見事timeleszの新メンバーとなった原。長らく一人で走り続けてきた彼が、今再び仲間と背中を預け合う運命の元に辿り着いた。オーディション期間に引き続き、前向きなガッツでグループをさらに押し上げてくれることだろう。

























