Aぇ! groupが重ねた地道な努力と妥協なき追求 結成6周年に振り返る、成熟した関係だから生まれる絆

 2024年5月にCDデビューを果たしたAぇ! group。2枚のシングルリリースにデビューツアー『Aぇ! group Debut Tour ~世界で1番AぇLIVE~』の開催、さらにグループ結成日である本日2月18日には、新たに制作された多数の楽曲を含む1stアルバム『D.N.A』が発売になるなど、この1年間は彼らにとって忙しくも充実した時間であったに違いない。

 デビュー前から前例のない新たなエンターテインメントを模索し駆け抜けてきた彼ら。見える景色、感じる想い、メンバー同士の関係性も、変化とともに進化を重ねてきたのではないだろうか。Aぇ! groupの1年間の軌跡を、彼ら自身の姿から発言から遡っていきたい。

デビューは通過点 オールラウンダーとしての覚悟

 ジュニア時代から、歌やダンス以外にも、演技やバンド、さらにはお笑いなど、あらゆる武器を携えて邁進してきたAぇ! group。彼らにとっては、デビュー直前のグループの体制やバンド編成の変更など、デビューとともに飛び込む新境地も多数あった。これまで積み上げてきたもののブラッシュアップに加え、ゼロから新たに築き上げる挑戦。そのどれもを及第点にとどまらず、最高点を目指すオールラウンダーとしての道のりは険しく、迷いの生じるときもあったことだろう。

『BORDERLESS Aぇ! group デビューツアーの裏側』Teaser 2024.11.28 Netflixで配信スタート

 『BORDERLESS Aぇ! group デビューツアーの裏側』(Netflix)のepisode2で語られていた「(デビューすると)自由度が増す分難しくもなる」「(デビュー前は)不自由の中でどれだけ自由にするかが試されるところもあった」という小島健の発言や、デビューツアーに向けて新曲の作詞作曲に取り組んだ佐野晶哉の「正解がわからんから、もうやってみなわかんないすね、お客さんの前で」というコメントからも、試行錯誤している様子がリアルに滲んでいた。彼らにとってCDデビューとはゴールではなく、あくまで通過点。彼らが目指すものは、つねに観客を圧倒的に驚かせ、喜ばせ続ける最高のパフォーマンスでしかないのだ。

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