木村拓哉、亀梨和也らを魅了 Aぇ! group 正門良規の“甘え上手だけじゃない”後輩像
愛される後輩キャラのイメージといえば、「甘え上手で元気いっぱい」というような印象を抱く人が多いのではないかと思う。しかし昨今、そのイメージとはいささか距離のある人物が、新たな後輩キャラとして頭角を現し始めた。Aぇ! group 正門良規だ。
2024年5月にCDデビューしたばかりのAぇ! groupだが、正門を含むメンバーの過半数はアラサー世代と、比較的大人な年齢層のグループ。その分、デビュー前からコンサートや舞台経験を多く積んでおり、演技や番組出演といった個人仕事も数多くこなしてきた。
正門も、2019年放送の連続テレビ小説『スカーレット』(NHK総合)への出演に続き、2021年にはNEWS・加藤シゲアキが原作・脚本を手がけた舞台『染、色』で単独初主演を務め上げるなど、俳優としての確かな実績を重ねている。その仕事ぶりもさることながら、正門は共演した先輩と親睦を深め、多くの人に愛される存在になっている。その理由を探っていきたい。
穏やかな人柄と共存する新人らしいフレッシュさ
1月22日と25日、2月12日公開の亀梨和也公式YouTubeチャンネルの動画に出演した正門。車内に乗り込みドライブが始まると、穏やかな様子で亀梨との会話に花を咲かせ始めた。聞き心地のよい低い声や、ゆったりした会話の間合い、問いかけをしっかり受け取り返答する丁寧さ。その所作すべてから、自然と礼儀を重んじる正門の姿勢が伝わってくる。もしかしたら内心は高揚していたのかもしれないが、そんな素振りはほとんど見せない落ち着きぶりだ。2人はお互い野球部出身ということもあり、会話のキャッチボールも息ぴったりといった様子だった。
そんな落ち着いた中にも、後輩らしい愛くるしさがさりげなく光る。デビュー後の所感を聞かれ、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)での階段降りや『めざましテレビ』(フジテレビ系)でのじゃんけんコーナー出演など、憧れの仕事を一つひとつ叶えている喜びを話す正門。さらには『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)で初めてドッキリをかけられたと嬉しそうに語り、亀梨を笑わせていた。もの柔らかな雰囲気に隠れた新人らしいフレッシュさは、先輩タレントを魅了する正門の魅力の一つだ。
時に繰り出される抜けた発言も沼落ち要素に?
同チャンネルの過去の動画では映画『グランメゾン・パリ』出演にまつわるエピソードも明かされていた。主演を務める木村拓哉と初共演を果たしたという正門。事務所の大先輩である木村をはじめとした豪華俳優陣とともに、フランス・パリでの撮影に挑んだ。現地では、木村とともに1日デートを楽しんだそう。ショッピングでセレクトショップを巡り、木村から洋服をプレゼントしてもらったという微笑ましいエピソードも。
2024年9月22日、木村がラジオパーソナリティを務める『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)に末澤誠也とともに出演した際にも、後輩力満点のやり取りがあった。「もし木村と一緒に出かけるなら?」というトークテーマに対し、過去に木村に椎茸が苦手だと話したことを打ち明け、「木村さんが一番美味しいと思った椎茸を食べさせていただきたいです」とおねだり。この突飛なお願いに木村は「ガチで困るやつだ」と困惑を見せながらも、和やかな笑い声がオンエアされた。
落ち着いた雰囲気でしっかり者の印象もある正門。そんな彼から少し力の抜けたかわいらしい発言が飛び出すギャップも、先輩たちを射止める要素なのかもしれない。