timelesz新体制発表記者会見、完全レポート “始まりの日”にメンバー8人が語ったこと、そのすべて!

timelesz新体制発表会見、完全レポート

timeleszとして「もう一度ドームに立ちたい」

――新生timeleszが目指すところってどこですか? やりたいこと、目標というか。

菊池:まずはドーム。我々はSexy Zone時代にドームに立たせてもらいましたが、もう一度(timeleszとしても)ドームに立ちたいなというのはいちばん近い目標です。が、まだ見当はついていないので。とにかく最速でのドーム進出というのを目指したいですね。

――もしも今年ドーム公演ができるとなった時に、新メンバーにとっては初のライブがいきなりドームということもあり得るということですよね。

菊池:はい。ただ、昨年(改名してから)ドーム公演をできていないので。前回のツアー(『We're timelesz LIVE TOUR 2024 episode0』)はアリーナツアーでしたので。まずはアリーナツアーといいますか、ライブができたらいいなと思ってます。でも、何よりも早く、とにかくドームを目指していきたいなと思っています。

――新メンバーの皆さんはドームというものをどう考えていますか?

菊池:シノ、どう?

篠塚:やっぱり本当に緊張すると思いますし、一年前のことを振り返ったらこんなことになるなんて考えてもなかったと思うんですけど。最終審査で初めてファンの方々を前にパフォーマンスをした時の光景が、正直忘れられなくて。緊張すると思ったんですけど緊張しなくて、ファンたちの表情とかが全部見えて、そういうのがもう一回できる、しかもそれがドームだったらすごく嬉しいなと思いますし、そこに立つためには自分は本当に今まで以上にとてつもない努力をしないと到底立つことはできないと思うので、精進したいと思っております。

菊池:僕らもそうですけど、特にシノに関してはみっちりレッスンの時間がもう組まれておりますので。

――本当ですか(笑)。

篠塚:(頷く)

菊池:はい。我々ももちろん仕事の合間で参加できる限りしますけれども、シノは今はまだ個人のお仕事っていうのをいただいてない状態なので。

篠塚:みっちりレッスンが入っています! 頑張ります!

――大学とレッスンを両立?

篠塚:大学は今4年生で、今年で終わる予定ではあるので。この先は学業は置いておいて、ダンスとか歌とか、そういったものに打ち込めれたらいいなと思います。

菊池:ビッグマウスに感じられたかもしれませんが、ちゃんと地道な努力を重ねますので、ご安心いただければと。

――寺西さんもジュニアのコンサートの時はリフターに乗って歌っていましたが、timeleszとして目指すドームというのはいかがですか。

寺西:僕も原も含めてですけど、新メンバーが東京ドームに立つ……というか、お客さんの前で何かをパフォーマンスするということの意味とか、それがどういうことなのかっていうのをしっかり理解したうえで取り組めたらいいなというふうに思いますし。やっぱり、その家族の夢が自分の夢でもあるので。うん。一緒にドームに立ちたいなと強く思います。

――原さんもジュニア時代とは違う、timeleszとしてのドーム。

原:そうですねえ。あの時はほかのグループもたくさんいましたけど、次目指すところは「この8人だけで5万5000人を集める」っていう。覚悟を持っていないわけじゃないんですけど、でも、今できることって――もちろんドームは見据えてですけど――目の前の仕事に本当に貪欲に、感謝を忘れず、何よりも自分が楽しんで取り組んだ先に見えてくるものだと思うので、一個一個メンバー8人で誠意を持って仕事に向き合っていきたいなと思います。

猪俣周杜、“LINEグループ”で新メンバーとしての実感芽生える

――新生timeleszの家訓みたいなものはあるんでしょうか?

菊池:佐藤からもありましたけど、「とにかく楽しく、仲良く」というところでございます。やっぱり僕らもいろんなグループを見てきてますし、自分たちもグループを活動を経験してきたといううえで、「やっぱり仲の良さだな」というのは今回の『timelesz project』を通しても思ったことですし。何よりも3人でこのプロジェクトを立ち上げた時に「楽しくやっていきたいよね」がいちばん最初に出た我々の共通認識だったので、とにかく楽しいことを全力で。歌、踊り、バラエティだったり、お芝居だったり、頑張って努力するのはもちろん大前提のうえで、とにかく楽しくいきたいなと思ってます。それが家訓です。

――新メンバーの皆さんは「自分がtimeleszに入ったんだな」と実感する瞬間があったかなと思うんですが。

篠塚:審査が終わったその日から仕事が始まって。撮影があったんですけど、8人で撮影をして、本当に家族というか、家族のように楽しくわいわい撮影して、その時に「自分はtimeleszのメンバーになったんだな」と感じましたし。でも、やっぱり(最終審査の)帰路ではどうしてもプレッシャーだったり、この先自分のやらなきゃいけない課題とかがすごくいっぱいあるなと感じたんですけど、この8人だったら自分はどこまでも頑張れると思いますし、ずっと引っ張ってもらってるようじゃダメなので、自分が引っ張るくらいの勢いで頑張ろうと思ってます。

寺西:個人的なことで言うと、グループというものができたのは初めてなので、ずっと「メンバー」っていう言葉の響きに憧れてて。「メンバー(↓)」じゃなくて「メンバー(↑)」。「メンバー」って言うたびに「おお!」って自分のなかで嬉しい、みたいな。そこですごく実感しますね。

橋本:僕自身、まだしっかり実感したかと言われればそうでないので、これからもっと日が経って、一緒にいろんなお仕事した時に実感できるのかなっていうふうに思ってます。ただ、少しずつ「timeleszメンバーになったんだな」と思ってます。

猪俣:僕はこの審査終わってからずっと実感がなかったんですけど、この8人のLINEのグループができて、そこで「お、みんないる!」と思って。そこで結構実感が湧きましたね。なので、これからもっとLINEを動かして。

菊池:いや、LINEベース(笑)! リアルだね(笑)。

猪俣:お願いします。

原:審査結果を呼ばれたのが、最後の5番目だったので、いちばん端っこにいたんですけども、そこで右を見た時にメンバーが横一列に(いて)。今もそうですけど、なんかこの光景っていうのが、僕的にはすごくじんときちゃうというか。横並びで「家族なんだな」っていう。僕的にはなんかこの横並びがすごく横並びです。横並びか。

菊池:えっと……ちょっとメンバーとしてどうかな?

原:ヤバい!

佐藤:まだ審査してる。

原:なんで俺まだ審査中なの!?

菊池:まだメディアの皆さんは(結果を)出してないですから。まだ間に合うかな?

原:今すぐ出してください! 今すぐ出してください!

菊池:ちゃんともうトーク回ってきますから、考えといてください。お願いします。

原:はい! 横並びがすごいです。

――(笑)。菊池さん、佐藤さん、松島さんが3人から8人になったんだなと実感する時は、どんな時ですか?

菊池:ダンスのフォーメーションがすごくない?

松島:そうだよね。

菊池:上下(上手と下手)に走って移動するとか、踊りながら移動するとか。スクランブル交差点かと思うよね

佐藤:目まぐるしくね。

松島:思ったよね。

佐藤:「混んでるな」とか。

菊池:混んでる(笑)。

松島:あと、センターがいないっていう。これまで佐藤がセンターでずっとやってきたグループだったので、センターがないグループのフォーメーションっていうのはね、もう新鮮すぎて(笑)。いまだに僕も将生と一緒で、実感はまだ湧いてないです。実感が湧くポイントっていうのがいつなのかっていうのは、ちょっと今僕もわかってないんですけど。でも、やっぱりライブなのかなあと思いますね。アイドルはライブで(ステージに)立った時に、メンバー間でのコミュニケーションとかもすごく出るものだと思っているので。ライブのステージに立つ時に実感が湧くのかな。

佐藤:あと、メイク時間が……待つ時間があるというか(笑)。今まではほぼ同時にできたんですけど、3回に分けてメイクをするようになって。「ああ、増えたなあ」「待つなあ」っていう。でも、その待ってる時間に家族が増えたっていうのをすごく感じるので。「いい時間をこれから過ごせるんだよなあ」と思っていますね。

原嘉孝はビジュアル選抜? 「ほかはみんな横並び」

――新メンバー5人にお聞きします。自分が選ばれた理由は何だと思いますか。

原:ビジュアルです。

菊池:すみません、ごめんなさい、これだけは……。原さんですけど、言うまでもなくビジュアルです。

原:その通りです。

菊池:めちゃくちゃかっこいいです!

原:胸を張っていきたいと思います。

菊池:いちばんかっこいい。

原:いちばん――そこまで言われると嘘ですけどね!?

菊池:ご理解いただけたということで何よりでございます。

原:ありがとうございます。

菊池:テラはどうですか?

寺西:僕は……どうですかね? 正直、それがあんまりわからなくて。ただ、みんな候補生だけど、会社の人間でもあって、で、同期がいて、後輩がいてっていう。いろんなところがぐちゃぐちゃだからこそできることがあるんじゃないかなと、個人的には思っていますけど。あとはビジュアルですかね。はい、ありがとうございます(笑)。

菊池:原の次に(寺西が)かっこいいと思ってます。

原:2番目にな。

菊池:将生は?

橋本:僕は……そうですね。このオーディション期間中に、何も飾らずに僕自身で、素でこのオーディション挑んであたので、(選ばれた理由は)人間らしさかなと思ってます。

佐藤:将生はビジュアルです。

橋本:(笑)。真面目にめっちゃ答えちゃったじゃないですか!

佐藤:どっちもいいけどね! 「(将生)は」っていうのもアレだけど(笑)。

菊池:俺は、原はビジュアル枠なんだけど。

原:俺よりも下な。

橋本:3番目ですよね!

原:3番目な。

菊池:じゃあ周杜。

猪俣:はい! 選ばれた理由っていうのは、すごく僕も考えてたんですけど。なんでtimeleszの一員になれたのかなっていうのは思ってたんですけど……考えてもわからなくて。なので……なんでなんですかね?

菊池:たぶんだけど、そういうところかな。愛嬌、愛される……そうだと思いますよ。

猪俣:でも、ビジュアルも整えていって、4番目にかっこいい猪俣として頑張れたらなと思います。お願いします。

全員:……。

猪俣:スベりました(笑)。

菊池:大丈夫です。原はたしかに間違いなく1位だけど、ほかはもうみんな横並びなんで。僕らも含めてね?

原:早く追いついてこいよ、俺に。

佐藤:うわあ。

菊池:じゃあ、シノ。

篠塚:もう本当に正直わからないというか、それをこれから探していくのが僕にとっていちばん大事なことだと思います。自分を(timeleszに)入れることで、言ってしまったらデメリットもあるとずっと選ばれた時から思っていて。(今まで)そのセンターがある体勢から自分を入れて8人にすることで、デメリットが多いとどうしても感じてしまう日々が多かったんですけど、それでも自分を採ってくれたことは、(オリジナルメンバー3人が)自分に何かを期待してるはずなので、それが何かを見つけ出して、それがわかった時にtimeleszのもっともっと大きくなる力になれるんじゃないかなっ――な、と思っているので、本当に頑張ろうと思います。ごめんなさい、めっちゃ噛みました。

菊池:ひとつ補足しますと、デメリットはひとつもありません。とにかくこれからが楽しみですし、伸び代でしかないと思っているので。それは自信を持って、僕ら3人がお伝えできることです。

佐藤勝利、菊池風磨、松島聡が語る新メンバー5人の強み

――審査を経て、オリジナルメンバー3人から見たこの5人のよさは何か、教えてください。

佐藤・菊池・松島:(目配せをする)

菊池:譲り合っちゃうっていう(笑)。じゃあ聡ちゃんからいく?

松島:じゃあ僕からいきましょうか。

松島:原ちゃんは……(笑)。

佐藤:ビジュアル?

松島:(笑)。太陽のような人だなっていうのはずっと感じていて。グループにはポジティブな雰囲気は必要不可欠というか。どんな状況においてもまわりの人を明るくできる、その持ち前の人柄だったり、やる時はやるというメリハリ。あと、トレーナーさんが指摘できないぐらい本当にスペックが高いところもあって。これからグループとしてパフォーマンスもいろいろと極めていかなきゃいけないなかで……なんでしょうね。縁の下の力持ちじゃないですけど、いろんなことを支えてくれそうだなっていうところで。(原は)事務所のなかでは(自分からすると)先輩だったんですけど、後輩の僕から発する言葉も120%で受け入れて、それを体現する時間もすごく速かったですし、フラットに接してくださったことが僕としてはすごく嬉しくて。だから、メンバーとしてタメ口でバンバン話していくし(笑)。いい関係性であれたらいいなと思います。

原:ありがとうございます。

佐藤:周杜は、自分では(自分の選ばれた理由は)「どこなんだろう?」と言っていましたけれど、愛されるキャラクターというか。わかる通りちょっとぽわぽわしていて、天然さもね。すごくかわいらしいところでもあると思うんですけど、一方でひたむきに努力をする姿も見ているので、それを自分のなかから埋めることが周杜の素晴らしさかなと思いましたね。言われなくても「僕にはここが足りないんだ」っていうのを自分から磨いていく姿、そのひたむきに努力する姿もすごく印象がよかったなと思いました。

菊池:将生はかっこいいですし、ダンスも上手で、歌も頑張ってくれていて。一見本当にいわゆる陽キャ、明るそうな感じなんですけど、でも実はすごく繊細で気にしいで。でも、そういうところ含めて魅力だなと思っていて。いろんな人に寄り添う優しい気持ちを持ち合わせている男なので、素敵なパフォーマンスをお届けできるんじゃないかなと思ってます。

 シノはもう先ほど申し上げました通り、伸び代を感じさせてくれるぐらいのその裏付けの努力、これは(目を)見張るものがありました。カメラに映らないところ、カメラがないところをわざわざ選んで、自分でひとりで練習しているところとか。あとはやっぱり、頭のよさですかね。それは学歴云々ではなくて、問題解決における判断力だったりだとか、その判断力のスピードは唯一無二のものだと思っているので、大きなひとつの強みかなと思ってます。

全員:……。

寺西:あれれれれれれれれ? あれれれれれれれ?

佐藤:以上となります。

菊池:以上です。

寺西:イヤだなあ。

松島:テラってそんな感じだったっけ?

寺西:あれれれれれれれれ?

佐藤:(笑)。

松島:こんなかわいらしいところが……。

寺西:(記者に向けて)皆さん、適当に書いてください、僕のいいところ!

佐藤:僕から言う?

菊池:じゃあ、勝利からにしようかな(笑)。

佐藤:テラは僕にとっては先輩なんですけれど、ほとんど敬語を使ったことがなく、やさしく受け入れてくれる、本当に人間力の高い先輩でもあるし、これからは家族とかメンバーにもなるので、ずっと一緒にいたいなと思わせてくれる存在でしたし。歌も踊りも、ものすごい人なんですよ、テラは。これからはよりそういう部分も出てくると思うので。テラがメンバーになることは間違いなかったかなと思ってます。

寺西拓人、最終審査結果で大号泣の理由

――寺西さんは、最終審査の発表の際に原さんが選ばれた時にすごく号泣されていて。その時は、どんなことが思い出されましたか?

寺西:いやあ……。でも、昔からの仲というか。ジュニアの頃から一緒に仕事をしてきて、で、(互いに)分岐したというか。いろんなグループに入ったり、僕はひとりでやっていったりっていうなかでまたこうして同じとこで交わるっていうのをすごく不思議だなと思っていたのと、やっぱり最終的に一緒に夢を掴みたいなという気持ちがずっとあったので……。そうですね、最後だったから。ドキドキして、もちろん自分のことも考えてましたけど、「原、原、原!」って念じていたら(原の名前が)呼ばれて、気づいたら泣いてました。

菊池:こっそりふたりで飲み行ったんでしょ?

寺西:行った行った。

菊池:その時、原なんて言ってた?

寺西:「俺たちメンバーだ!」「これから俺たちメンバーだよ!」って。「テラ、マジかっけえよ、おまえ!」って(笑)。

松島:ちょっと、原ちゃん泣いてます!

原:あっはっはっは!

寺西:アツすぎるんだよ(笑)。

菊池:何より我々から言えるのは、発表前なんで(外で話すのは)控えていただきたかった(笑)。「メンバー」という言葉(を話すこと)に関しては。

寺西:(笑)。

菊池:でもそれだけ、ふたりの関係値っていうのはファンの皆さまもご存知かと思いますけれども、僕らも胸打たれるところはありましたね。

原:テラとは普段からプライベートでももちろん仲良いですけど、そういうアツい思いだったりとかをあんまり出さないタイプなんです。で、自分の弱みもあんまり外には出さないタイプで。「どうしたいんだろう?」「俺に対してどう思ってるんだろう」とかいろいろ思ってたんですけど、僕(の名前)が呼ばれた時にそうやって涙してくれたっていうのは……なんかすごく嬉しかったですね。照れましたね。ちゃんと信頼して一緒にやっていこうって思ってくれてたんだとか、それこそ僕が審査前とか寝れない日が続いた時にも、ずっと相談してましたね。「寝れないんだけど」って。

寺西:だから、「知らないんだけど」って。

原:(笑)。

寺西:何回もありました、そのLINE。

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