寺西拓人・原嘉孝が持つ優しさと覚悟 『タイプロ』で脚光を浴びる2人の「最後のわがまま」
「最後のわがままとして……」原が佐藤に語った覚悟
包み込むようにチームメイトを支える寺西に対して、熱くチームを盛り上げていくタイプの原。チームメイトと共同生活を行った合宿部屋に初めて足を踏み入れたとき「4人部屋なのにベッドが3台しかない!」と騒いだかと思えば、じゃんけんで1発負けをして自らが床にふとんを敷くことになるなど、ある意味で“持ってる”人でもある。
しかし、パフォーマンスとなると一気に目つきが変わるのだ。鍛え上げた体幹は、候補生たちと手押し相撲をしても無双状態。抜群の安定感を誇るダンスを披露する原からのアドバイスは、ほかの候補生たちの心にズバッと刺さる。気づけば、そんな原に続けとジムに通い始める候補生が続出した。
原のそうした振る舞いを長年見てきた菊池は、「後輩もできるし、先輩もできる」と表現。いつもみんなを盛り上げ、先輩からも後輩からも好かれ、そしてちゃんと求められた結果を出す。がむしゃらに努力する仲間を見て、涙を流しながら「かっけえ」とリスペクトする純粋さがある。
きっとこのままどこに行ってもまわりから愛され、評価され、キャリアを積んでいくことは可能だったはず。それでも、このオーディションに挑んだ心境を「最後のわがまま」であると、同期の佐藤にこぼすシーンがビハインド動画に収められていた。
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どの現場でも重宝されてきたであろう、誰かの思いに応え続けてきたという姿勢。そんな寺西、原が、覚醒しようとしている。協調性を持ちながらも、自分を出す。それはグループ活動をする上で、最も難しい。そして、さらに必須な“わがまま”を彼らはモノにできるだろうか。優しすぎる候補生の姿にスポットライトが当たる。それも、オーディション番組ならではの見どころだ。

























