XG、日本人アーティストとして“初”の偉業 前人未到を更新するグローバルでの評価
それでは、なぜこれほどまでにアメリカでXGが評価されているのか? その理由は「曲とライブパフォーマンス」にあるーーと言うと、そんなの当たり前の話じゃないかと思うかもしれない。だが、近年海外市場を開拓している国内の音楽のほとんどがゲームやアニメのタイアップによってリスナーを拡大しており、その中においてXGはラップ・コンテンツシリーズ「XG TAPE」のバイラルや、先の「Head In The Clouds」をはじめとして『F1 Singapore Fes』や『SXSW Sydney』、『MDMS Music Festival』といった世界各国のフェス出演、さらに世界ツアーを行なうことでパワーを訴求している珍しいケースだ。今年7月に公開された経済産業省のレポートにおいてもXGのケースは稀有な事例として報告されており、中でも特にアメリカでの人気が高い状況であることが分かる(※)。
音源についても、最新ミニアルバム『AWE』は48の国と地域のチャートでランクイン、大きなインパクトを残したばかり。スペイシーな世界観とカラフルな歌、そしてリズミカルなラップが凝縮された『AWE』は、確かにアメリカのリスナーにもハマる作風だろう。先日『ミュージック・マガジン』誌で筆者が取材した際、アメリカの印象についてメンバーは、「NEW DANCE」のようなダンサブルな曲が人気で、オーディエンスもそれぞれがダンスを踊っていて自由に空間を楽しむ雰囲気だったと話していた。単独ツアーですらそうなのだから、『コーチェラ』ともなるとお祭り騒ぎのノリが強く、「いかに躍らせるか」という点が重要になってくるはず。またその際、メンバーの皆が、ツアーを経て体力の配分もうまくできるようになりライブを楽しめるような余裕が生まれてきたという旨を笑顔で語っていたのも印象的だった。世界各国での多くの場数を経て迎える来年4月の『コーチェラ』は、恐らくここまでのXGの実力を見せる集大成となるだろう。彼女たちの夢が詰まったステージが、今から楽しみでならない。
※:「音楽産業の新たな時代に即したビジネスモデルの在り方に関する報告書」P.37-38
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/musicindustry_houkokusyo_2407meti6.pdf
■リリース情報
2nd Mini Album『AWE』
配信中
<Tracklist>
1. HOWL
2. HOWLING
3. SPACE MEETING Skit
4. IYKYK
5. SOMETHING AIN'T RIGHT
6. IN THE RAIN
7. WOKE UP REMIXX (FEAT. Jay Park, OZworld, AKLO, Paloalto, VERBAL, Awich, Tak, Dok2)
8. IS THIS LOVE
Special Website:https://xgalx.com/xg/xg-2ndminialbum/
Streaming/Download:https://XG.lnk.to/AWE
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