SEVENTEEN、初週売上41万枚で首位獲得 彼らの存在感を鮮やかに彩る『SPILL THE FEELS』のサウンド
CD Chart Focus
参考:https://www.oricon.co.jp/rank/ja/w/2024-10-28/
SEVENTEENのミニアルバム『SPILL THE FEELS』が、海外アーティストの今年度最高初週売上を記録。初週売上枚数は約41万枚で、2024年10月28日付(10月22日発表)のオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得しました。また、2024年10月23日に公開されたBillboard JAPANの総合アルバムチャート「Hot Albums」でも総合首位を獲得しています(※1)。
SEVENTEENは韓国の13人組グループ。HYBE傘下のPLEDIS Entertainmentに所属しています。韓国で2015年にデビューし、2018年には日本デビュー。2023年には『第74回NHK紅白歌合戦』に初出場しています。
そのSEVENTEENの『SPILL THE FEELS』のタイトル曲である「LOVE, MONEY, FAME (feat. DJ Khaled)」は、アメリカのDJ/プロデューサーであるDJキャレドをフィーチャリングした楽曲。DJキャレドは、全米チャート1位を獲得してきたアーティストです。
「LOVE, MONEY, FAME (feat. DJ Khaled)」のサウンドは完全にヒップホップ。トラップも鳴るプログラミングによるトラックです。本楽曲は韓国語と英語によるラップとボーカルで構成されており、SEVENTEENの肉声はタイトなビートの中でメロウな味わいも生んでいます。
スムースな楽曲ではあるものの、YouTubeで3500万回以上再生されているMVには目を見張りました。海に飛び込む自動車、Instagramのストーリーズから登場するDJキャレド、強盗、マイクロカセットレコーダー、火の上がる飛行機など、次々と視覚的なインパクトをもたらします。それが俗世にいながら浮遊するかのようなSEVENTEENの存在感を浮き上がらせています。
欧米のヒップホップのトレンドを汲んだ「LOVE, MONEY, FAME (feat. DJ Khaled)」もあれば、アルバム収録曲の「Eyes on you」はテクノなトラックとともに歌われる爽快なナンバー。MVにも、クラブやDJ機材のあるシーンが登場します。ラップとボーカルが並走するかのような「1 TO 13」もあれば、ストリングスとピアノに包まれたゴージャスなバラードの「Candy」や、ベースの動きがディスコなR&Bナンバーの「Rain」も。
そして、アルバムを締め括る「Water」もまたヒップホップそのもの。さまざまな音楽性で彩りながらも、最終的にSEVENTEENの存在を鮮やかに縁取るのが『SPILL THE FEELS』というアルバムだと感じました。
※1:https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/142863
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