なにわ男子はいつもファンの近くにいる ハッピーなオーラに溢れた横浜アリーナ公演を詳細レポート

なにわ男子横浜アリーナ公演レポ

 なにわ男子が、コンサートツアー『なにわ男子 LIVE TOUR 2024 ‘+Alpha’』を開催中。現在、全9都市42公演を回っているなにわ男子は、8月9日〜13日の間に行われた横浜アリーナで8公演約12万人のなにふぁむ(なにわ男子のファンネーム)を動員。今回は、そんな横浜アリーナでの最終日、8月13日公演の模様とそれに先駆けて行なわれた会見の模様を詳細にレポートする。

 ユーモアたっぷりの注意事項アナウンスに耳を傾けながら、公演を待ち侘びるなにふぁむ。和やかな空気の中、会場の明かりが暗転するとメンバーカラーに光るペンライトがカラフルに灯った。

 そんな会場に流れ出したのは『+Alpha』のツアータイトル名になぞらえた、宇宙や星の煌めきを感じさせつつチャーミングなメンバーの姿を映し出したオープニング映像と、ベートーヴェンの「交響曲第5番」(通称「運命」)やモーツァルトの「トルコ行進曲」などがポップにアレンジされたクラシック音楽の「Overture」。どことなく壮大かつテーマパークのような雰囲気の中、7人がゆっくりとステージの中央部分にリフターに乗って登場。会場のテンションはすでにギアが上がりきっていた。

 オープニングの衣装は、煌びやかなストーンが1人あたり3万個も敷き詰められているという華やかな衣装。道枝駿佑が「最後まで楽しんで行こうぜ!」と煽り、なにわ男子は最初の楽曲アントニオ・ヴィヴァルディ「四季」より「春」をモチーフにした前向きな1曲「NEW CLASSIC」を爽やかにパフォーマンス。その姿はまるで、会場に集まったなにふぁむ一人ひとりを歓迎するようだった。

 また、アルバム『+Alpha』に収録された、なにわ男子初のユニット曲も披露。高橋恭平、長尾謙杜、大橋和也の3人は、鉄棒のようなセットに宙吊り姿という目を疑うような姿で登場。サイケデリックな映像に合わせ、コロコロと展開していく「ウルリルラリラリ」を元気いっぱいに、そしてポジティブに展開。曲終わりには「チームポジティブ! チームポジティブ!」と叫び、会場を最後まで盛り上げていた。

 西畑大吾と大西流星によるユニット曲「恋やけどめ」は、とにかく“かわいい”に全振りした王道アイドルソング。恋する気持ちを歌ったキュートな歌詞に合わせ、表情を豊かに変えていく2人の姿が印象的だった。また、曲中では大西が〈「大好きだよ」〉と、西畑が〈「僕じゃダメ?」〉とカメラに向かって甘い言葉を囁く場面も。これには観客も大興奮。「かわいいー!」といった心の声も時折漏れていた。

 道枝と藤原丈一郎が歌うバラードソング「Precious One」は、2人の「ラブソングをやりたい」という気持ちが一致し生まれた失恋ソング。道枝はアコースティックギター、藤原はハーモニカに挑戦しつつ、しっとりと美しいハーモニーを横浜アリーナに響かせていた。

 また、公演の中盤には「TOKYO AM1:00」や「ありふれた恋じゃ、もう満たされない」といった大人っぽい魅力が凝縮された楽曲を続けて披露するシーンも。いつもよりも大人っぽい楽曲の世界観は、なにわ男子7人がただただかわいいだけではない表現力の幅広さを見せてくれていた。

なにわ男子

 MCでは、なにふぁむにはおなじみの“乾杯お兄さん”高橋が音頭を取り、メンバーとなにふぁむ全員で水分補給。その後、YouTubeでの生配信が行なわれ、アジアツアーやサブスク解禁の発表がされた。サブスク解禁については西畑が「アラームを『恋やけどめ』にするわ。(大西のセリフ)『大好きだよ』で起きたい!」と興奮気味に発言。大西は「うん、勝手にして?」とバッサリ。そんな仲睦まじい姿に、ファンからは歓声が上がっていた。

 「Snap!」では写真撮影をするようにシャッター音が鳴り、ビジョンにはメンバーの写真が。公演のクライマックスには、7人の集合写真約5万枚が客席に降り注ぐという演出も見受けられた。これについて、会見の際、道枝は「来た人の思い出に残るように」と思いを告白。記憶だけではなく、“記録”として残るようにとなにふぁむを思いやるなにわ男子の心遣いを感じさせた。

 本編最後の挨拶パートでは、西畑が「これからも皆様の人生の“+Alpha”であれるよう精進いたします」と挨拶。藤原は「今日もたくさんのなにふぁむの方が、ここ横浜アリーナに来てくれました。本当にありがとうございました。僕たちなにわ男子7人は、もっともっとたくさんの夢を叶えていきたいです。そのためにも、なにふぁむの力が必要です。なので、 ずっとずっと離れないでください」と切実な思いを語った。

 大橋は「本日は皆さんご来店いただきまして誠にありがとうございました! 皆さんがうちわをフリフリしてくれて、このステージに立ってよかったなってめちゃくちゃ思います。この気持ちを皆さんにぶつけて、皆さんに喜んでもらえるように精一杯がんばりますので、応援よろしくお願いします」と元気いっぱいにアピール。

 長尾は「今日1日楽しかったですか? 僕は最高に楽しかったです。これからも応援よろしくお願いします。僕たちについて来てください」と笑顔。「めちゃくちゃ幸せな時間で、皆さんが僕たちにたくさん勇気をくれるから、僕たちはアイドルでいられると思います。皆さんからもらったたくさんの勇気を100倍にして返していきたいと思います」と感謝を語ったのは大西。

 高橋は「皆さん幸せでしたか? 俺たちのこと大好きですか?」と投げかけ、マイクを外して生声で「俺もみんなのことめっちゃ大好きやで!」と絶叫。なにふぁむからは大きな歓声が上がった。

なにわ男子

 ラストを飾った道枝は「皆さんからたくさんの愛を感じてすごく幸せでした。次いつ会えるかわからないですけど、寂しくなったら僕たちの曲を聴いてください。僕たちは、皆さんのすぐそばにいます。これからも皆さんと一緒にいろんな景色を見たいと思っています。なので、これからもなにわ男子の応援をよろしくお願いします」と締めた。

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