King & Prince 髙橋海人と永瀬廉、春ドラマで存在感 新境地の役柄演じパワーアップした姿

 春ドラマで、King & Princeの2人が新たな一面を見せている。

テレビ東京開局60周年連続ドラマ ドラマプレミア23「95」 | テレビ東京

 まずは、4月8日にスタートした『95』(テレビ東京系)で、主演を務めている髙橋海人。1995年の渋谷を舞台にした物語のなかで、髙橋は地下鉄サリン事件をきっかけに人生が一変した高校生を演じている。

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 筆者が、初めて彼の演技を観たのは2018年。『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(日本テレビ系/以下、『部ダメ』)で西野を演じていたときのこと。当時の髙橋はまだ10代で、グループの末っ子として天真爛漫なイメージを持っていた。そのため、ずる賢く器用な西野を演じると知ったときは驚いた人も多かったのではないだろうか。

 しかし、ドラマがスタートすると、あまりのハマりっぷりに、またもや驚かされることになった。コメディ要素が強い『部ダメ』のような作品は、とにかくテンポの良さがマストで、少しでもズレてしまうと“狙っている”感が出過ぎてしまい、視聴者が笑えなくなってしまう。ただ、髙橋は映像での役者業の経験が浅かったにも関わらず、台詞の間を読み取る能力に長けていたのだ。台詞を言っているというよりは、「これってアドリブ?」と思わせるような自然さ。

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 『95』でも、そのナチュラルな芝居が活かされている。同作で髙橋が演じている“Q”こと広重秋久は、どちらかと言うと『だが、情熱はある』(日本テレビ系)で演じていたオードリー 若林正恭のような雰囲気を感じさせる主人公。未視聴の方はぜひチェックしていただきたいのだが、『95』第2話のカラオケのシーンの髙橋の台詞回しはとくに秀逸で、何度も巻き戻してしまった。コギャルの加奈(浅川梨奈)と恵理子(工藤遥)に罵られながらも、頑張って言い返す。それでも、やっぱりやられてしまう。普段のアイドルとしてのキラキラっぷりを完全封印して、女子に小バカにされる冴えないキャラを演じ切っている。

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