GLIM SPANKY、土砂降りのなか野音で繰り広げたパーティー 全国ツアー『The Goldmine Tour』東京公演

GLIM SPANKY、雨の野音で繰り広げたロック

 「こうやって音楽仲間たちが集まってくれるパーティーを野音で開催できて本当に嬉しいです。みんなどうもありがとう。すでに次の作品に向けて、めちゃ動いているので楽しみにしていてください」と感謝の言葉とともに、これからの抱負を語る松尾。それを受け、亀本も「近々何かあります。すぐですよ!」と期待を煽る。

 「ツアーをやりながら曲を作っていたので、みんなと一緒に楽しんでいる絵が浮かぶようなものになりそうです。10年やってきて、いろんな時代の曲たちが“みんなのもの”になっているのがとっても嬉しくて。それを直接感じられるのが、こういうワンマンライブだと思っています。今日もできる限りみんなの表情を見てる。なぜなら私たちは、GLIM SPANKYの楽曲のもとに集まった仲間だから」

 松尾がそう言い、屈指の名曲「美しい棘」を経て「Innocent Eyes」で再びシンガロング。さらに「大人になったら」をドラマティックかつ感動的に演奏し、「リアル鬼ごっこ」で本編を終了。アンコールでは「サンライズジャーニー」「愚か者たち」そして「ワイルド・サイドを行け」を披露してステージを去った。

 この日も集まったオーディエンスのことを、何度も「仲間」と呼んだ松尾。デビュー10周年を迎え、日本のロックシーンの中核に位置しながら昔と変わらず“等身大の音楽好き”を貫き、「まだまだこれから。やりたいことがたくさんある」と話してくれたGLIM SPANKYが、これからどんな景色を私たちに見せてくれるだろう。

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