櫻坂46 山﨑天&日向坂46 渡辺莉奈、グループ活動での成長 中学・高校卒業で広がる可能性
『B.L.T.graduation2024中学卒業』で表紙を飾っているのが日向坂46の渡辺。山﨑と同じく同期の中で末っ子という立ち位置ながら、渡辺はどちらかと言うと年齢相応の愛らしいキャラクターをしている。2024年3月現在で15歳の渡辺が、日向坂46に加入したのは中学2年生の13歳。加入したばかりの紹介動画では、あどけなさとともにキュートな笑みも浮かべており、ギュッと心が締め付けられるようなピュアさがそこにはあった。冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/以下、『ひなあい』)では、メンバーから可愛がられるシーンも多くあるが、初登場となった「オードリーさん、ぜひ紹介したい人がいるんです!」の企画では、オードリーから「誰にも負けないこと」を聞かれた際に、キャプテンの佐々木久美と13歳差であることを踏まえて、「若さですかね」とまっすぐな目で答えてスタジオの爆笑を誘ったことがあった。おそらくバラエティ的な笑いを取りにいったわけではないとは思うが、番組初登場でインパクトを与えた渡辺には伸びしろを感じた。
四期生はまだまだ活躍の場が限られている中で、9thシングル『One choice』収録の四期生楽曲「シーラカンス」ではフロントメンバーに抜擢。渡辺は『日経エンタテインメント! 日向坂46 Special 2023』(日経BPムック)で「どうすれば表現力が身につくんだろうと悩んだときは、小坂さんの映像を見ているんです」と憧れの小坂菜緒のパフォーマンスをお手本にしていることを明かしていたが、「シーラカンス」では自身の魅力であるしなやかなダンスを遺憾なく発揮していた。昨年開催された乃木坂46の5期生、櫻坂46の三期生、日向坂46の四期生による合同イベント『新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za』では日向坂46の前身グループであるけやき坂46時代を象徴する楽曲である「ひらがなけやき」でセンターに立ち、フレッシュな笑顔で観客を魅了。四期生初の冠番組『日向坂アニメ部』(カンテレ)にはレギュラー出演もしており、絵のセンスを爆発させている。
普段は人懐っこい性格の渡辺だが、学校では静かに過ごすことが多かったそうで、「高校ではもう少し交友関係を広げていけたらいいなと思っています」と高校進学への意気込みを語っていた(『B.L.T.graduation2024中学卒業』より)。高校卒業と比べると、中学卒業は仕事面での影響はそこまで大きくはないだろうが、高校生は精神的にも大きく成長できる期間だ。
『B.L.T.graduation2024高校卒業』には他にも櫻坂46から遠藤理子、小島凪紗、谷口愛季、日向坂46から宮地すみれが登場している。高校卒業をすることにより、これまで出演することのできなかった『CDTVライブ!ライブ!年越しスペシャル!』(TBS系)などを筆頭とした夜間帯の生出演番組やラジオへの生出演が解禁され、これまで以上に活動範囲が広がっていく。まだまだポテンシャルを秘めた彼女たちが、どんな新しい姿を見せてくれるのか、これからのグループの未来は彼女たちにかかっている。
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