ホテル代高騰が「推し活」遠征にも影響 求められるのは負担を抑える“平日開催”の土台作り

ホテル代高騰が「推し活」遠征にも影響

 私自身は比較的シフトに融通の利く仕事のため、イベントの平日開催はありがたいことだらけ。ロングランの舞台を観劇するときも、比較的競争率の低い平日の昼公演を狙って応募することも多いです。

 一方で仕事が土日休みの方や、多くの学生、または親子でイベントに参加する方は土日開催のほうが参加のハードルも低いですよね。「推し事は休日に参加したい!」とメリハリを重視される方も土日休みのほうが嬉しいと思います。

 そう考えるとやはり「推し活」をしている私自身としても「平日も土日祝日も、いつでもイベントをやってほしい!」と常に思っていますので、どちらが良いとははっきりとは言えません。ただ、平日にイベントが開催できる土台を作ることこそ、今一番必要なのかもしれません。

ファンとアーティスト、双方が負担にならない「平日開催」の土台作り

 オタク仲間の友人たちとたびたび話題になること、それは「平日に箱(会場)が埋まると嬉しいよね! 推しはそんなグループであってほしいね」ということ。

 都内での平日開催のイベントなら、移動手段には困らないこともあり、夜公演なら比較的参加しやすい。地方での平日開催なら「推しのイベント」とセットで観光も楽しめる、そんなメリットもあるので、いちファンとしては今後、平日開催も前向きに検討していただけたら嬉しいです。

「私たちが箱を埋めますから! 安心して平日開催してください!」

 そんな強く熱い気持ちを持って、今後も前向きに推し活を楽しんでいきたいです。

※1:https://www.wage-price.caa.go.jp/
※2:https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20230425a.html

「推し活」のおかげで生まれた新たな親子関係 ライブや応援グッズ制作も一緒に

「推し活」ブームを加速させるファン同士の仲間意識  音楽シーンと関連性の高いアイドルやアニメ分野の市場規模は、トータルで約40…

活気づく「推し活」市場、SNSや“映え”ブームの影響 推し活トラベラーの視点から楽しむコツも解説

「推し活」:アイドルやキャラクターなどの「推し」、いわゆるご贔屓を愛でたりする「推しを様々な形で応援する活動」のこと。  そん…

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「音楽シーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる