西島蓮汰、ステージに立ち続ける原動力とは “日プ2”での落選からOCTPATH加入まで
「毎日ずっと楽しかった」西島蓮汰が今振り返る“日プ2”での日々
——そもそも、西島さんはどうしてアイドルを目指すようになったのですか?
西島:大きなきっかけは、中学3年生の時に観に行ったBIGBANGのライブです。それまでは10年ほどサッカーに熱中していて、将来はサッカー選手になりたいと思っていたんですよ。でも、ちょうど中学3年生の頃にBIGBANGの活動休止直前のライブが開催されて、そのステージがあまりにもすごかったので、大きな衝撃を受けたんです。それで、夢が急に変わってしまって。僕も大きなステージで踊って、見ている人たちを楽しませたいと本気で思いました。それが「アイドルになる」という夢の始まりでした。
——BIGBANGがきっかけだったのですね。
西島:そうなんです。新しい夢を見つけてからは、すぐにお母さんに「K-POPアイドルを目指したい」と伝えました。ただ、やっぱり10年間もサッカーに全力を注いできたので、最初は反対されました。
でも、最終的に高校3年間という期間限定で、夢に挑戦させてもらえることになったんです。もし3年で成果が出なければ、そのタイミングで諦めるかどうかを決める。そういう条件で、芸能関係の学校に通いながら自分を追い込んで練習する日々が始まりました。
結果として、韓国で練習生をした後、高校3年生でプデュに挑戦することになって。デビューは惜しくも逃しちゃったんですけど、その頃には家族も応援してくれていました。その日々があって、今に至るという感じです。
——練習生としてプデュに参加した期間は、改めて振り返ってみると、どんな日々でしたか?
西島:いろいろな準備で大変さを感じたこともあるんですけど、それでも最初から最後まで、全てが幸せな時間だったなと思ってて。経験してみたかったことにいろいろと挑戦できましたし、他の練習生と仲良くなって一つのステージをつくり上げていく過程も楽しかった。サバイバルがきついというよりも、本当にすべてのことが“楽しかった思い出”として自分の中に残っています。
——プデュで「経験してみたかったこと」とは?
西島:例えば「1分PR」とか、トレーナーさんから評価をいただく時間とかですね。やはり当時は、自分がどういう評価をいただけるのか気になっていましたし。
——「1分PR」も経験してみたかったことだったんですね。西島さんの1分PRは、日英韓の3カ国語でスピーチした後にマシュマロをほおばるという非常にユニークな動画だったので、印象に残っているファンの方も多いのでは。
西島:実は「1分PR」のために実家で練習をしていたので、撮影にはすごく自信があったんですよ。撮影で使ったマシュマロも、地元の長崎でお気に入りのものを買って用意していたくらいで(笑)。
でも本番で、持ってきたマシュマロを口に入れたら、練習の時は口の中で溶けていたものが、全然溶けなくて焦りました。東京に移動した時、飛行機の中でマシュマロがめちゃくちゃ固くなってしまったみたいなんです。本当はもっとたくさん食べられたはずなんですけど、口に満杯になってしまったマシュマロに「ヤバい!」と思っている間に、タイムアウトになってしまいました。その結果でき上ったのが、あの動画です(笑)。
——そうだったんですね(笑)。 ちなみに、マシュマロはもともと好きな食べ物なんですか?
西島:チョコがついていたら好きですね。チョコマシュマロが好きです。幼かった頃はいっぱい食べてました。今はもうあんまり食べてないんですけど(笑)。
——オーディション期間を経て学べたことは、どんなことでしたか?
西島:僕がどんな人なのか、改めて知ることができた気がします。それまでは自分のことをスポーツ少年だと思っていました。でも出演してみて気づいたのは、できないことがあっても、ずっと練習をすることでそれを克服して本番で成功させられる自分とか、いろいろな方に可愛がってもらえる自分とか……。自分では気づかない自分の姿に気付くことができました。特にファンの方の存在は、僕をこんなにも愛してもらえるんだ、こんなにファンの方がいてくださるんだと、すごく不思議な気持ちでした。プデュが終わった後も、応援してくださる方の存在はずっと力になっていて。しんどい時があっても、デビューを目指して練習生をやり続けることができました。
——プデュでの西島さんを見て、周囲をよく観察して、自分がどう動くべきかを考える方であるように感じたのですが、実際のところグループで活動する際はどんなことを意識しているのですか?
西島:自分の言葉を相手がどう捉えるかということは、いつも考えています。「ここでこれを言ってもいいものか」みたいなことをいろいろと考えはするんですけど、逆に自分が「ここで言わなかったら後悔するな」と感じたときは、後悔だけはしたくないので、思い切って自分の考えたことをしっかり伝えるようにしています。
——チームの空気を見ながら、必要なタイミングで言うべきことは言うと。
西島:そうなんです。でも、僕はシャイな部分もあるので、何かを思ったタイミングですぐに人に話しかけることがあまり得意ではないこともあって、最終的に粘ってどういう状況かを見守るパターンもよくあります。何か課題を抱えている人がいても、自分で解決策を見つけられるかもしれないので、ギリギリまで待つというか。
——なるほど。では、プデュで楽しかったことや苦労したことは何かありますか?
西島:すごく楽しかったのは、やはりご飯の時間ですね。練習時間が長かったので。同じチームではない練習生とも会って話せる唯一の時間でしたし。あと、苦労はほぼなかったですね。もうずっと「楽しい」って思ってて。自分がやりたかったことに挑戦できていたので、毎日ずっと楽しかったです。
ステージに立ち続けられるのは、家族やファンの支えがあってこそ
——番組が終わったときは、どんな気持ちでしたか?
西島:プデュが終わってすぐの頃は、やっぱり寂しい気持ちがありました。あと、東京から長崎に帰るときは、家族や友達がめちゃくちゃ応援してくれていたこともあって、すごく申し訳ない気持ちが大きかったです。でも、放送が終わって実際に地元に帰ってみたら、逆に皆が「幸せを見せてくれてありがとう」と言ってくれて。それでもっとやる気が出て、絶対夢を叶えようと気持ちを改めました。絶対にここでは終われないと思って。家族や友達の言葉が、エネルギーの源になりましたね。
——西島さんがアイドルという夢に挑戦し続け、ステージに立ち続けるのは、どうしてなんでしょう? 今日まで本当にいろいろなことを経験してきて、時には挫折や苦しい時期もあったのではないかと思うのですが。
西島:原動力はやっぱり、家族の支えとファンの皆さんの存在です。それこそ家族は、サッカーとは全く違う夢を追いかけることになっても、僕がたとえ韓国にいようと日本にいようと、活動していく上でいつも支えになってくれていて。ファンの皆さんの存在も、その昔の僕が見たらびっくりすると思います。こんなにたくさんの方が応援してくださるとは、想像もできなかったので。本当に感謝していますし、これからも「応援していてよかった」と思っていただけるよう、いつもさらにかっこいい姿でいられるように、ビジュアル面やパフォーマンス面で毎日頑張り続けたいと思います。
——西島さんを見ていると、「夢は諦めなければ叶う」ということを実感します。西島さんの姿から、夢や目標に向かって日々頑張るパワーをもらっているというファンも多いのではないでしょうか。
西島:どうなんでしょう? でも、僕自身はこれまで、たしかに後ろを見ることはなかったかもしれないですね。アイドルを目指すと決めた時も、それまでの10年間のことをもったいないとは思わず、なぜか「成功できそう」「絶対に叶える」という自信を持っていました。
昔から、何事も「運命」だと思って目の前の状況を受け入れる部分があって。「これは運命だから、次はどうしよう」って考えるんですよ。もし何かに挑戦して良い結果にならなくても、マイナスになることはないと思ってて。プデュで落ちてしまったときも正直、「神様が、デビューは今ここではないと言ってるんだ」という捉え方をして、あまり落ち込まずに次のステップに行けたなと思います。
——そのようなメンタリティから学びたい“未来のアイドル”も多そうです。かつての西島さんのようにオーディションに挑んでいる方々に何かアドバイスをするとしたら、どんなことを伝えたいですか?
西島:当たり前のことなんですけど、「感謝の気持ち」を忘れずにいる。それを心がけることでしょうか。あとはデビューを掴んでグループで活動するためには、才能も大事だと思うんですけど、それにプラスしてやっぱり練習も大事です。練習するのも才能の一つで、練習さえすれば誰でも本番でうまくできると僕は思ってるので。
練習すると、不安が消えます。グループ加入前は、曲を出す度に毎回やっていたのは、いつどう撮られてもいいように、どんな角度でも良い表情ができるようにする練習でした。韓国では1人で練習する時間も多かったので。そうやって練習を重ねていくと、本番の舞台ではもう何も考えずに、フリースタイルで感じたままにパフォーマンスできるんですよね。
——最後に、今後の目標を教えてください。
西島:グループとしては、いずれはアリーナで公演をしたり、全国ツアーをしたりしたいと思っています。全国各地を回って、僕の地元である九州のほうにも行ってみたいです。
その目標を達成するためにも、まずは5thシングル『OCTAVE / Daydream』でいろいろな方を魅了できるようなパフォーマンスに力を入れたいです。MVもたくさんの方に見ていただきたいですね。
あと、僕個人としては、ファッションモデルも仕事としてやってみたいと思っていたので、今後挑戦していきたいです。幅広い分野で活動することで、OCTPATHの認知度を上げることにも貢献できたら嬉しいです。
——「多くの分野で活躍するアイドル」として、どなたかロールモデルにしている方がいるのでしょうか?
西島:ASTROのチャ・ウヌさんみたいになりたいんですよ。アイドルとしてのパフォーマンスもかっこいいし、モデルや俳優、いろいろな面で活躍されているので、僕もそういう風にいろいろなジャンルで貢献できるアーティストになりたいなと思っています。
チェキプレゼント
西島蓮汰のサイン入りチェキを1名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。
<X(旧Twitter)からの応募>
リアルサウンド公式Xをフォロー、本記事の投稿、または応募投稿をリポストしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。
※非公開アカウント、DMを解放していないアカウントからの応募は抽選対象外となりますのでご注意ください。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※チェキはランダムでの発送となります。指定はできません。
※当該プレゼントは、応募者が第三者へ譲渡しないことが応募・当選の条件となります(転売、オークション・フリマアプリ出品含む)。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合がございます。
<締切:2月18日(日)>
■リリース情報
OCTPATH 5th single 『OCTAVE / Daydream』
2024年2月21日(水)発売
https://OCTPATH.lnk.to/OCTAVE_info
商品形態
・初回盤(CD+DVD)2,200円(税込)
・通常盤(CD only)1,400円(税込)
※通常盤初回プレス分封入特典:トレーディングカード
(集合3種+ソロ24種 全27種のうちランダム1種)
・ファンクラブ限定盤(CD+Blu-ray+フォトブック) / PROS-5921 / ¥5,200(税込)
[80Pフォトブック][三方背ケース付き/トールケース仕様]
※ファンクラブ限定盤は『OCTPATH OFFICIAL FANCLUB』会員様のみご予約対象となります。
◆収録内容
〈CD〉※全形態共通
M-1 OCTAVE
M-2 Daydream
M-3 Hello Tomorrow
M-4 OCTAVE -English ver.-
M-5 OCTAVE -instrumental-
M-6 Daydream -instrumental-
M-7 Hello Tomorrow -instrumental-
〈初回盤DVD〉
・OCTAVE Music Video・The making of OCTAVE
〈ファンクラブ限定盤Blu-ray〉
・OCTAVE Music Video・The making of OCTAVE
・「OCTPATH LIVE 2023 –THE OCTPATH-」(2023年12月18日立川ステージガーデン)
・Bonus Footage
「OCTPATH LIVE 2023 –THE OCTPATH-」Visual Commentary
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