10-FEET、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLE……『紅白』初出場バンド、2023年の活躍を振り返る

 大晦日の風物詩となっている『NHK紅白歌合戦』が今年も放送される。本記事では、見事2023年の『紅白歌合戦』への出場権を初めて獲得したバンドの活躍を振り返る。

 まずは、映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング主題歌となった「第ゼロ感」が大ヒットした10-FEET。本曲のリリース自体は昨年の11月だが、映画のロングラン上映とも相まって、2023年を象徴する楽曲の1つになった。「第ゼロ感」は自身初のストリーミング総再生数2億回を突破し、「オリコンデジタルシングル(単曲)年間ランキング2023」では2位を獲得。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)や『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)といったテレビ番組にも出演し、これまでライブハウスやフェスが中心だった活動の場がグッと広がった。

10-FEET – 第ゼロ感(映画『THE FIRST SLAM DUNK』エンディング主題歌)

 もちろん今年も、『京都大作戦』の主催やワンマンライブの開催、各地のフェス出演など、ライブバンドとしての活動も健在。7月には初となる韓国公演も実現した。これまでも10-FEETはバンドシーンに欠かせない存在だったが、よりその印象を強め、リスナー層を広げた1年になった。

 MAN WITH A MISSIONも、miletとのコラボ楽曲で『紅白』初出場が決定。テレビアニメ『「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』のオープニング&エンディング主題歌となった「絆ノ奇跡」と「コイコガレ」を披露する。

MAN WITH A MISSION×milet「絆ノ奇跡」Music Video
milet×MAN WITH A MISSION「コイコガレ」MUSIC VIDEO(テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編 エンディングテーマ)

 「絆ノ奇跡」は今年の4月に配信がスタートすると、8月には自身初のストリーミング累計1億回再生を突破し、12月時点でMVは6000万再生を超えている。さらにYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」や『ミュージックステーション』でもパフォーマンスを披露。2組のコラボは一見意外に思えるかもしれないが、miletのパワフルな歌声とTokyo Tanaka(Vo)のエモーショナルなボーカル、MAN WITH A MISSIONによるバンドサウンドがマッチし、『鬼滅の刃』の世界観とも共鳴していた。「コイコガレ」もMVが2000万再生を突破しており、アニメファンを中心にインパクトを残している。

 またMAN WITH A MISSIONは、今年国内でのさいたまスーパーアリーナ2DAYS公演を含む、4年ぶりのワールドツアーも開催。国内外問わずの大活躍を見せた。

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