10-FEET、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLE……『紅白』初出場バンド、2023年の活躍を振り返る

　そしてMrs. GREEN APPLEも念願の『紅白』出場を勝ち取った。1000万回以上再生されているMVは珍しくなく、ストリーミングでの累積再生数1億回突破曲も数多くあるミセス。個人的にはむしろ「まだ『紅白』に出たことがなかったのか」という印象だった。

　今回披露する「ダンスホール」は昨年5月にリリースし、『めざまし8』（フジテレビ系）のテーマ曲に起用された楽曲。メンバーが踊るMVが公開されると、TikTokでは“踊ってみた”動画が大流行。同年10月にはストリーミングでの再生回数が1億回を突破、『第64回日本レコード大賞』の優秀作品賞にも選出された。本曲のバイラルヒットは今年も続き、7月にはストリーミングの累計再生回数3億回を超えた。

　今年のミセスはコカ・コーラのキャンペーン曲「Magic」やフジテレビ系バレーボール日本代表応援ソング「ANTENNA」など多数のヒット曲をリリース。さらにベルーナドームにてバンド史上初めてのドームライブも開催し、計7万人を動員。メディアや各音楽イベントにも常に引っ張りだこで、忙しない1年を過ごしていた。そうして掴み取った初の『紅白』出場は、バンド結成10周年を締めくくるにふさわしい功績となるだろう。

　さらに、今年の『紅白』にはクイーン＋アダム・ランバートが特別企画で出場する。来年2月には4年ぶりの来日公演を開催することも決定しているクイーン。メジャーデビュー50周年を迎えた世界的ロックバンドのサプライズ出場に、SNSでは歓喜の声が続出した。

　特別企画「テレビが届けた名曲たち」ではポケットビスケッツとブラックビスケッツの出場も決まるなど、今年を象徴するアーティストから懐かしのアーティストまでが集結する『紅白歌合戦』。ぜひ彼らの晴れ舞台を見届けつつ、来年の活躍にも注目してほしい。