TREASURE、ライブステージと笑顔で魅せたファンミーティング詳細レポート 愛情の交信を経て“史上最高”の東京ドーム公演へ

TREASURE、愛溢れたファンミ最終公演

 後半、ライブパートの1曲目「病」では早速トロッコに乗り、さらに近い距離でTREASURE MAKER(ファンの呼称、略称「トゥメ」)との距離を一気に詰めていく。2曲目には、映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』の主題歌として書き下ろされ、「Billboard JAPAN 総合ソング・チャート “JAPAN Hot 100”」1位(2023年4月5日公開)も獲得したJAPAN 1stシングル表題曲「Here I Stand」を披露。「東京盛り上がってますかー! ここからはみんなで歌いましょう!」とヨシが呼びかけたり、ラップを歌うハルトとヒョンソクが対峙したのち、ヒョンソクの頭をハルトが右手で抱え込むように歌ったりと、ラップラインの伸び伸びとした表情も垣間見える。続けて、グループ初の日本オリジナル楽曲「BEAUTIFUL」を歌い上げ、全員の高い歌唱力を堪能させる。

 トロッコで会場を回ったことについて、ジュンギュは「皆さんに近寄ってみましたが、どうでしたか?」「僕と目があった人は? みんなかわいかったよ!」と嬉しそうにコメント。ドヨンは「トゥメ、本当に大好きだよ!」、ジフンも「一緒に歌ってくれた姿が美しすぎて、僕の心臓がドキドキでした」と近い距離で感じた喜びを交え、感想を口にした。

 ラストスパートに差し掛かった会場を一際熱くさせたのは、7月28日発売の2ndフルアルバム『REBOOT』リード曲「BONA BONA -JP Ver.-」。主要チャートで計5冠を獲得した同曲では、何と言っても、サビの掛け声がメンバーのパフォーマンスにさらなる火を付けていることは間違いない。JAPAN 2ndミニアルバム『THE SECOND STEP : CHAPTER TWO』収録の「HELLO -JP Ver.-」では、2番のラップパートでヨシが腹筋を見せるなど、ラストサビで勢いよく飛んだ銀テープがメンバーとトゥメの高まるボルテージを象徴しているようだった。

 さらに、2024年1月6日の福岡 PayPayドームを皮切りに、全国7都市14公演をまわるグループにとって2度目の日本ツアー『2024 TREASURE TOUR [REBOOT] IN JAPAN』の開催を発表。日本出身メンバーの地元である大阪、福岡などにもしっかりと凱旋する本ツアー。この発表にアサヒは、「新しい舞台を見せられるように僕らも頑張っていきますので、よろしくお願いします」と意気込んだ。

 最後に、東京ドームを目前にして一区切りとなった本公演で、それぞれの想いを伝えたメンバーたち。「(ツアーが)始まる前は心配もありましたが、皆さんのきれいな笑顔と熱い応援のおかげで無事に終わりました」「最後に、ステージ裏でいつもTREASUREと一緒に頑張ってくださったスタッフの皆さんに大きな拍手をお願いします。(11月の)東京ドームと2024年の日本ツアーで会いましょうね。ありがとう、大好きです。U-NEXTで観ている方々も、ありがとうございます」と、ジフンは目の前にいるトゥメだけでなく、関わった人すべてに愛を伝えた。

 「さっきジフンが言ったみたいに、最初から最後までわがままについてきてくださったスタッフの皆さんに感謝していますし、メンバーたちも日本語難しかっただろうに頑張ってくれてありがとう」「そして、いちばんはTREASURE MAKERの方々に『ありがとう』って伝えたいです」「早く『멍청이 (STUPID)』も歌いたくて……」と続け、「TREASURE MAKERの未来は俺に任せてください」と、最新フルアルバム『REBOOT』に収録されている自作曲にも言及し、頼もしく宣言したヨシ。クイズ企画中に流れ『HELLO』ツアーのビハインド映像でも、「今年は僕が作った楽曲を世界に発表したい」とメンバーに語っていたヨシの姿があったように、今後、彼ら自身が制作に携わった作品がより多く世に放たれることにも期待できそうだ。

 また、「U-NEXTで観ている方も楽しかったですか?」と最後まで配信視聴者にも人一倍目を向けていたハルト。「福岡で言った『日本ツアーで会いましょう』というフラグも回収していくっていうね(笑)」「東京ドームでも、いろんなところで皆さんと会えるので嬉しいです」と、11月に東京ドームにて行われる約5万人を動員する『2023 TREASURE FAN MEETING 〜HELLO AGAIN〜 TOKYO DOME SPECIAL』への期待を膨らませた。さらに、「U-NEXTで観ている家族のみんな〜、俺PayPayドームに立つよ〜!」と、福岡にいる家族にメッセージを贈ったハルト。彼自身の夢のはじまりの場所でもあり、憧れの先輩が立ったステージに、同じ事務所のアーティストとして約7年越しに立つことの喜びは図り知れない。

 ほかにも、ジョンウが「ラーメン、つけ麺、僕イケメン!」と締めたり、ジョンファンが「また会ったら、絶対に付き合ってください」と照れながら愛を伝えたりと、年少メンバーの愛らしいコメントも聞き逃せなかった。

 最後には、リーダーのヒョンソクが、「毎回、毎回、大事な時間をありがとうございます。皆さんの美しい瞳と、パワフルな熱気を忘れません」「11月の東京ドームの時に舞台の上で僕たちはG.O.A.Tになるぞ!」「愛してる! また会いましょう、大好き!」と、韓国語・日本語・英語を用い、アサヒの通訳を交えながら話した。

 「미쳐가네(Going Crazy)」「B.L.T (BLING LIKE THIS)」「오렌지 (Orange)」のメドレーで締めくくった公演全編が終了しても、トゥメの「アンコール」の声はしばらく続いていた。音楽やライブステージで勝負をし、勝ち続けながらも、しっかりとファンへの愛情を示し、大切に思うこと。この1年を通して日本でのツアーで約50万人を動員をし、11月12日の東京ドームでのファンミーティングに加え、年明けからは新たな日本ツアー、しかも大型都市だけでなく東西南北隅々までまわるツアーを開催することも発表したTREASUREは、活動の幅を今まで以上に広げ、グループとしてこの先、より一層大きくなっていくことだろう。

 一人ひとりが人を惹きつける魅力と個々の得意分野を持ちながら、音楽への愛と高いクリエイティブ力を兼ね備えている彼らは、まさに力強く光る宝石のようなグループだ。ヒョンソクが伝えたように、まずは東京ドームで10人がどのようにG.O.A.T=「史上最高」を体現するのか、心待ちにしたい。

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