『VS魂グラデーション』ついに最終回へ 岸ディレクター、センター勝利、流星王子……名物キャラクターから振り返る名場面

 『VS魂グラデーション』(フジテレビ系)が9月28日に最終回を迎える。キャプテンの相葉雅紀をはじめ、キャプテン補佐の風間俊介、佐藤勝利(Sexy Zone)、藤井流星(ジャニーズWEST)、岸優太、浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)とグループの垣根を越えたメンバーが集結し、毎週木曜の夜を彩ってきた。番組ではゲストを招いたゲーム対決のほかに、様々な企画を通して名物キャラクターも誕生した。最終回を前にキャラクターを中心に『VS魂』シリーズのこれまでを振り返ってみたい。

 嵐の冠バラエティ番組『VS嵐』から放送枠を受け継ぎ、2021年1月から『VS魂』としてスタート。2021年1月3日の初回放送は3時間の生放送で行われ、袴姿のメンバーがフライングで舞いながら登場した。レギュラー放送の初回では、体調不良で欠席した相葉と大事をとって欠席になった風間に代わり、二宮和也が代打出演。電話で出演した相葉は二宮に「ちょっとだけ頼りがいなくやってもらっていい?」とお願いする一幕も。2022年4月からは『VS魂グラデーション』としてリニューアル。ゲストチームの助っ人・山崎弘也(アンタッチャブル)に続いて、『VS魂グラデーション』からはMr.グラデーション(総支配人)として飯尾和樹(ずん)が加わるなど、一層賑やかさを増した。

 回を追うごとにレギュラーメンバーが扮するキャラクターが誕生したのも本番組の特徴のひとつで、2022年には岸による“岸ディレクター”企画が始動した。芸能人宅を訪問し、高価なものを選んで、査定額順にグラデーションする「芸能人所持金グラデーション」企画の2022年11月24日放送回では、岸が「テレビマンが何が必要で、視聴者がどういうものが観たいかは自分の中で把握してる」と自信たっぷりに語り、音声を合わせる合図に始まり、VTRに挿し込むインサートの撮影を仕切ったり、岸D自らカメラを回して撮影したりと奮闘。ハイカロリーな「背徳グルメ」シリーズでも岸Dが活躍した。岸はカメラを被写体に近づけすぎるのが特徴で、かなりの頻度でスタジオの佐藤からツッコミが入っていた。

 そんな佐藤は、直近では勝利ADとして、暴走する岸Dと共に“日本一”を求めてロケへ。11万円のラーメンにはじまり、300万円の桃のために福島へ足を運んだ。ジャニーズJr.時代から仲の良い2人だけにグループメンバーとはまた違った関係性が新鮮に映った。さらに岸が「最近、写真撮ってないんで撮りますか」と呼びかけ、佐藤とのツーショットを披露するなど、ファンにとってエモーショナルな場面も。佐藤はこのほかにも“センター勝利”として、シソンヌと共にホームセンターでモノボケを交えながら人気商品をピックアップ。この様子を見ていたゲストで佐藤と同グループの中島健人(Sexy Zone)は、グループでは見ない姿だとコメントしていたのが印象的だ。佐藤と中島は「タイマングラデーション」など番組内で度々対決をしており、じゃんけんひとつとっても「セクシージャンケン」とオリジナルのスタイルを披露するなど、“Sexy劇場”とも呼ぶべき展開で笑いをもたらしてきた。

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