新シリーズ開始!『STATION IDOL LATCH!』田丸 篤志&高塚 智人インタビュー 「エキメン総選挙」など加速する展開への想い

『STATION IDOL LATCH!』インタビュー

 8月18日、JR山手線の各駅で働く駅員がアイドルとして活動するというプロジェクト『STATION IDOL LATCH!(以下、LATCH)』の新シリーズが開始した。ショートドラマをはじめ、“山手線最強メンバー”を選抜する「エキメン総選挙」がスタート。来年にはアルバム発売、総選挙の開票ライブなど、様々な展開が予定されている。

 アニメイト池袋本店では、8月25日から30日にかけて「エキメン総選挙 アニメイト投票所」が設けられ、大規模なブースを展開。初日には声優の田丸 篤志(神堂 唯姫/新宿駅)、高塚 智人(英 皐月/駒込駅)が訪問し、実際に投票を体験した。リアルサウンドではこの日、田丸氏、高塚氏の二人へのインタビューを行い、総選挙への意気込みや30人で歌唱する新テーマ曲「Going My LATCH!」について、プロジェクトに対する想いを聞いた。(草野英絵)

「エキメン総選挙」
「エキメン総選挙」
「エキメン総選挙」
「エキメン総選挙」
「エキメン総選挙」
20230906-ekimen-96
20230906-ekimen-97
20230906-ekimen-98
20230906-ekimen-94
20230906-ekimen-95
previous arrow
next arrow
20230906-ekimen-96
20230906-ekimen-97
20230906-ekimen-98
20230906-ekimen-94
20230906-ekimen-95
previous arrow
next arrow

『LATCH』が駅自体を盛り上げるきっかけに

――今日、実際にブースの様子をご覧になっていかがでしたか?

田丸 篤志(以下、田丸):いや、もう規模の大きさが……。

高塚 智人(以下、高塚):びっくりしましたね!

田丸:信じられないくらい大きなモニターで映像を流していただいて、キャラクターたちがいたるところにいて、四方八方に『LATCH』みたいな状態だとは。実際に見て驚きましたね!

高塚:コンテンツの本気度をひしひしと感じました。今から総選挙をさらに盛り上げるんだっていう想いが伝わってきて、関わる立場としてもすごく嬉しかったです!

――今回、リアルサウンドでは初めての『LATCH』キャストインタビューなので、あらためて『LATCH』の魅力をお聞きできればと思います。初めてコンテンツに触れた時の印象はいかがでしたか?

田丸:山手線の駅にいるアイドルということで、「あれ? 山手線の駅の数って、結構多いよな?」って(笑)。ものすごく大きなコンテンツになっていくんじゃないかな、と、その時点で感じましたね。

高塚:僕も、またおもしろいアイドルコンテンツが出てきたと思いましたね。「山手線のアイドルまで出てきたか!」という驚きと、「どんな展開をしていくんだろう?」と。ユーザーとしてもいろんなアイドルコンテンツに関わることが多いんですけど、とても気になりました。

――実際に関わってみてどうでしたか? 『LATCH』はいろんな展開をしていますよね。駅にポスターが貼ってあったり。

田丸:実際、僕は新宿駅で広告展開をしているところに足を運んだことあるんですが、いろんなパッセンジャー(=『LATCH』のファンネーム)の方がそこに行ってくれていて。新宿駅は関東圏にお住まいじゃない方でも旅行やイベントで東京に来たときに通ることが多い駅で、ファンの方も僕と同じところに行ってるんだなと、より身近に感じられました。そういう意味でも嬉しいなと思いますね。

高塚:山手線には30の駅があるんですけど、乗車率や下車率が様々なんです。僕が担当している駒込駅は、乗車率や下車率が30駅の中では少ない方だと聞いていたんですが、アイドルコンテンツとコラボすることによって、「英さんの担当している駅だから行ってみよう!」みたいな感じで、その駅自体を盛り上げるきっかけにもなるのかなと。素晴らしい試みだなと思いましたね。

――キャラクターのお話が少し出たところで、それぞれ演じているキャラクターの魅力を改めて教えてください。

田丸:神堂 唯姫は、めちゃくちゃクール。自分の道を行くというか。もしかしたら最初は「冷たい人」「あまり周りの意見を聞いていない人」と思われるかもしれないんですけど、彼の行動は、応援してくれてるパッセンジャーに対して、高いパフォーマンスを披露するためにやっていることで、ちゃんと理由がある。「行動としての努力」そして「結果が伴ったパフォーマンス」の両方を併せ持っているので、厳しいことを言ったとしても口だけではなく、それは実体験を伴ったもの。なので、ちょっと冷たかったり、当たりがきつく感じたりしても納得させられる説得力があって、それは彼にしかできないことなんだろうなと思います。

 あと、エピソードを通して見ると、本当に人に興味がないのかと言えば、そうでもないんです。僕が好きなシーンで武庸(裕哉/高田馬場駅、CV:青山 凌大)とラーメンを食べに行くシーンもあって、認める人のことはしっかり認める。めったに人を褒めることはないんですけど、彼が褒めるとそれは本音なんだとわかるし、ある意味で裏表がない存在だと思ってます。

高塚:英 皐月は、とにかく“クセツヨ”キャラクター。そもそも人の名前を、“花の名前”で呼ぶ、「どんな育ち方をしてきたんだ?」って(笑)。

田丸:(笑)。

高塚:このビジュアルから漂う浮世離れした感じの通りというか。公式サイトではキャラクターの性格やステータスが見られるんですが、そこでも“極振り”みたいな感じなんです。コミュニケーションがめちゃめちゃ苦手で、自分を表現したり主張したりすることは得意ではないんですが、お花のことに関しては誰よりも強い思い入れと、しっかりとした芯がある。駒込駅って桜が有名で、六義園には日本庭園もあるんですよね。お花と関わりのある駅なので、そういう意味では皐月じゃないと任せられないという強みもあって。

田丸:(スマホで公式サイトを調べて)社交性と協調性が0だって。神堂 唯姫ですら3あったのに。

高塚:そうなんですよ(笑)! 唯姫くんもかなりの曲者だと思うんですけど、ちょっと違ったタイプで。

田丸:会話はできるけど実はできてない、みたいな感じだよね。

高塚:そうなんです。性格はすごく優しいですし、会話もするんですけど、「どこを見ているんだろう?」みたいなミステリアスな雰囲気がある。そんな中、ストーリーが進んでいく中で『LATCH』の仲間たちと関わることによって、「あ、こんな会話するんだ」とか、「ここまで周りをちゃんと見られるんだ」みたいな面白さがあったりして。知れば知るほど魅力が出てくるキャラクターなんじゃないかと思います。

ーーお互いのキャラクターについてはどう思われますか?

田丸:ざっくり言うと「変わった人だなあ」と(笑)。でも、英さんが出てくると空気が変わる。いい意味で和らぐというか、マイルドな空気感を放てる。他の人にはない独特の空気感があるので、やっぱりついつい見ちゃうよね。でも確かに「何を考えているんだろう?」っていう読めなさも感じますね(笑)。波長の合う人と嚙み合った時の威力はすごく高いんだろうな。

高塚:親みたいな目線になっちゃいますけど、唯姫くんには、“アイドルとしての意識”みたいなものを皐月さんに教えてほしいな(笑)。たぶん唯姫さんと皐月さんって、二人で同じ空間にいたときに、会話が生まれないんじゃないかな? って。

田丸:確かに。(神堂 唯姫は)いろんな人に積極的に話しかけるタイプではなくて、必要があるから話しているっていうシーンが多いので、静かになるかもしれない。

高塚:英さんは、花にしか興味がないというのもあって、最初知った時「なんでアイドルをやっているんだろう?」って不思議でした。そういう意味でも、唯姫さんにはアイドルとは何たるかを英さんにぜひ教えてほしいです。

田丸:でも(英 皐月の)ふるまいの理由さえわかれば、唯姫は「なるほど」って理解して全部受け入れるんだろうなって思います。

高塚:ちょっと見てみたいですね。

――30人もいるとキャラクター同士がどう関わるか、可能性が無限ですね。

田丸:そうですよね。実はエピソード的にも、まだちゃんと会話していないキャラがいたりするんです。

――ご自身の担当駅を知った時の印象や感じていることはありますか?

田丸:新宿駅はお仕事でもそれ以外でも、トップクラスで自分が使う駅だったので嬉しかったです。新宿駅ってみなさん最初は迷うと思うんですけど、エピソードの中に「(新宿駅で)南口に行くには階段を上がって、東口と西口に行くには階段を下りる」というのがあって、「この案内、めちゃくちゃわかる。俺もそれで覚えたわ!」と(笑)。山手線の中でも使う人の多い駅だと思うので、身近に思ってくださる方も多いんだろうなと、本当に嬉しかったですね。

高塚:先ほども話した通り、駒込駅は利用率があまり高くない駅ということだったので、このコンテンツで、皐月さんを通して利用率を上げるぞ! という気持ちでやっていきたいと思いましたね。僕自身、もちろん駒込駅は知っていましたけど、庭園があることやお花に所縁があることなどは知らなかったので、この役に出会えたことで駒込駅の魅力を知ることができました。皆さんも、皐月を通して駒込駅にぜひ!

田丸:俺、駒込駅は何回か行ってるな。

高塚:本当ですか!?

田丸:うん、六義園にお花見に行った。枝垂桜が有名なところですね。お花見の時期はめちゃくちゃ混むよ。

高塚:そうなんですね、良かった!

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる