『新人LATCH!デビューミニトークショー』林優大、岩崎友泰、福崎那由他が登壇 「一緒に盛り上げていただけたら」
山手線各駅の駅員キャラクターが業務時間を終えるとアイドルとして活動する、という新しいアイドルプロジェクト「STATION IDOL LATCH!」。12月8日には4枚目の CD『STATION IDOL LATCH!#04』が発売となり、同日HMV&BOOKS SHIBUYAでリリースを記念したイベント『新人LATCH!デビューミニトークショー』が行われた。
JR東日本監修協力の制服衣装姿で登壇したのは、8月に行われた『JUNON×AMUSE アイドルオーディション』で「STATION IDOL LATCH!賞」を受賞した林優大(渋谷駅 蜂谷恒星役)、岩崎友泰(原宿駅 竹下宮斗役)、実力派俳優として頭角を現している福崎那由他(代々木駅 樅野葵役)の3名。3人が揃うのは今日が初めてということもあってか緊張の面持ちでの登場となったが、温かい拍手を贈るファンを前に笑顔を見せた。
キャラクターボイスのお披露目と自己紹介に続き、「出発進行!」のタイトルコールでトークショーがスタート。
キャラクターの特徴や、自身と役との共通点について聞かれると、林は蜂谷恒星について「元気100%なんですよ。だけどちょっとツメが甘くて、自分と重なるところがある。(”ライブ大好きお祭り男”という点について)音楽も大好きですね。学園祭とかも大好きでしたし、キャラは近いと思います」と語った。
岩崎は「この子なりのおしゃれや可愛いを貫いていて、そこに対する真面目さが出ていて素敵だなって思います」と語り、個性的なファッションが好き、という共通点も告白。「(竹下宮斗の特徴である)方言を話しつつ、役の声にしなくちゃいけないのがすごく難しかった。何度も練習しました」と演じる上での苦労も吐露した。
福崎は樅野葵について「メガネ男子ですごくスマートで、スポーツマン。なおかつバランサー。もしかしたらちょっと没個性と感じてしまうかもしれないんですけど、中身はすごくしっかりしていて情熱的な人」と掘り下げた解釈を語った。キャラ同様、3人の中ではうまく立ち回るのではないか、と問われると、「最初だけだと思います(笑)。化けの皮が剥がれて、こっち(他の2人)の方が大人かなって思うことが多いと思うので注目してください」と会場を和ませる。
3人の楽曲「Everybody! Say!!」については、「聴いてすぐライブが思い浮かぶくらい明るくてポップな中に、寄り添ってくれる優しさがある」(岩崎)、「落ち込んでいる時なんかに励まされる曲。ライブでもタオルを振り回したりできるパフォーマンスが楽しみ」(林)、「寝起きで元気が出ない時とかに聴いていただけたら、歌詞も前向きで心もアップテンポになるんじゃないかと思うのでいっぱい聴いてください」(福崎)と、それぞれが初めての歌唱曲に対する深い思い入れを見せた。
イベントでは「パッセンジャー(=ファン)の前でより完璧な僕であるのは誰だ?」という、ゲーム企画も行われた。これは提示されたシチュエーションに対し、ぴったりのセリフを考えるというもの。ファンの拍手の大きさで誰がより完璧であるか決めるという形式だ。
「駅のホームに女性がポツンと座っており、話を聞くと失恋し落ち込んでいる様子。ステーションアイドルとしてなんと励ます?」というお題に対し、「気分転換にライブでも行こうよ!」と答えた林に大きな拍手が起こると「初対面で大丈夫?」「がっついてる」と両隣からツッコミが。福崎の「終電もうすぐですよ!」という回答には会場から大きな笑いが起こる。最後まで頭を悩ませていた岩崎は「『Everybody! Say!!』っていう曲があるんだけど、めちゃくちゃ元気が出るのよ。『STATION IDOL LATCH!#04』っていうCDで聴けます!」と宣伝を織り交ぜた長めの回答で場を盛り上げた。ここでは林が勝利。
続いて「終電を過ぎた駅前で1人女性が佇んでいて、話を聞くと待ち人が来ない様子。ステーションアイドルとしてなんと声をかける?」というお題が出された。福崎は「どうして終電乗らなかったんですか!? どうします? 走ります?」と、運動神経抜群なキャラである樅野を意識した回答で笑いをとった。岩崎は「これ、タクシー代。2万で足りる?」と回答すると「えーっ!?」という会場の反応に少し落ち込んだ様子。会場は笑いに包まれた。一勝している林が「始発まで俺が話し相手になるよ」と優しいセリフを披露すると、客席からも拍手が起こりまたも勝利。3人それぞれの魅力や個性が垣間見える、楽しい企画となった。