ICEx、フレッシュな魅力と可能性がぎゅっと詰まった初の単独ライブ 「僕たちの軌跡をお楽しみください!」

ICEx、初単独ライブレポ

 8月16日にメジャーデビューを果たした、8人組ボーイズグループ・ICEx(アイス)。同グループが8月5日、有楽町のヒューリックホール東京で初の単独ライブ『ICEx First concert “ICEx LOVEx YOU”』を開催した。フレッシュな魅力がありながらも、スポットライトの中で見せた歌やダンスのたしかな実力とカリスマ性の原石に、グループの無限に広がる未来を垣間見ることができた今回の公演。本稿ではその様子をレポートする。

 会場が暗転すると、まずはメンバーの普段の様子を切り取ったかのような映像からスタート。それが終わると、1曲目はデビューシングル『CANDY』の初回限定盤Bにカップリング曲として収録された「COUNT DOWN」を披露。キラリと輝くシルバーの衣装に身を包んだメンバーが、クールで爽やかなメロディに合わせて、少年らしさを一切封印した色気たっぷりのダンスを披露すると客席からは大きな歓声が。しなやかながらも、細部までキリッと揃ったダンスを披露し、ライブ序盤を一気に盛り上げていく。

 2曲目はデビューシングルのタイトル曲「CANDY」をパフォーマンス。レトロポップなサウンドに合わせたキャッチーな振り付けで、観客の視線はステージ上に釘づけに。続けて勢いをそのままに、こちらもデビューシングルの収録曲で、未来感のあるサウンドが印象的なアップテンポチューン「Play The Music」を披露し、ライブ冒頭のMCへと移行した。

 まずは志賀李玖が「こんにちは!」と挨拶。「みなさん、盛り上がる準備はできてますか? その調子で、最後まで盛り上がりましょう!」と、会場に駆けつけたCOOLer(公式ファンネーム)に語りかけた。八神遼介は「みんな元気ですか? 緊張してませんか? 大丈夫ですよ、僕も緊張してるんで」と客席の笑いを誘うと、山本龍人は「今日は溶け切るくらい全力を出しちゃうんで、よろしくお願いします!」とライブへの意気込みをコメント。千田波空斗はCOOLerのペンライトに注目し「星みたいで綺麗ですね! 一回振ってみてください!」と呼びかけると、ファンが一斉に振ったペンライトの様子に「おお! すげえ!」と感動を隠し切れない様子。阿久根温世は「みんなと素敵な思い出の残る日にしたいです。今日はここにいるみんな、俺のこと好きにさせます!」と宣言。竹野世梛は「盛り上がってますか!」と会場を煽りつつ、「この感じで最後まで走っていきましょう!」と勢いよくコメント。筒井俊旭が「今日、一生忘れられない一日にしましょう」と嬉しそうに語ると、中村旺太郎は「会いたかったよ! この夏にぴったりのライブ、みなさん、一緒に溶けて帰りましょう! 盛り上がっていきましょう!」と朗らかに会場に呼びかけた。

 そして、中村が「僕たちの軌跡をお楽しみください!」と、EBiDANメドレーを披露することを告げると、まずは爽やかなポップソング「Believe yourself」をフルサイズでパフォーマンス。続けて、MCなどを一切挟まずに「NEXT ZONE」「ズバッと!オ・ノ・マ・ト・ペ!」「Run on this my way」「poolside romance」などメドレーサイズの全10曲を、途中でメンバーも入れ替えながら駆け抜けるように披露すると、彼らのこれまでの歩みを思い出させる懐かしいステージの数々に、会場はたびたび大きな歓声に包まれた。また、メドレーの最中には、メンバーがステージから降り、客席の間を歩き回ってCOOLerとの交流を楽しむシーンも。多彩な楽曲で客席を魅了しつつ、ファンへの大きな感謝の気持ちを表した一幕となった。

 ここで再びMCへ。志賀を筆頭に「僕たちはICExです! よろしくお願いします!」と改めて会場に挨拶すると、話題はメドレーの中で着替えた衣装の話に。TEAM BLUE時代の衣装やEBiDAN TOKYOの衣装など、過去のステージで着用した衣装を、ほかのメンバーが着ていたものも含めて改めて今回のステージで身につけたのだという。

 そのほかにも、ライブ開始時に流れた映像の撮影秘話も語られた。筒井は「MVの続きみたいで、撮影しているときはテンションが上がった」とコメント。山本は「温世がカメラを回して」と、映像の撮影者は阿久根だったことを明かすと、筒井がすかさず「(阿久根が撮影時に)『めっちゃかっこいいやん』って言ってくる。『やめてよ』とかって会話して」と、和気あいあいと撮影が進んだエピソードを披露した。

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