『LIL LEAGUEのヴィクトリーグ!』プロデューサーが語る、個性を引き出す番組企画 スター性あふれる6人それぞれの魅力も

『ヴィクトリーグ!』Pが語るLILの魅力

KID PHENOMENON参加&ティモンディ起用の意図

――5月からは、『iCON Z』第二章から誕生したLIL LEAGUEの公式ライバル・KID PHENOMENONも『LIL LEAGUEのヴィクトリーグ!』のレギュラーになりました。彼らは番組にとって、LIL LEAGUEにとってどんな存在なのでしょうか。

星:もともとKID PHENOMENONは、『iCON Z』でLIL LEAGUEとグランプリの座を競っていたKIDMATICが元になっているグループなので、その2組が今こうして一緒に番組をやるというのは、やっぱりお互いにすごく意識するんだろうなって思いますね。ライバルでもあり、仲間でもあり、先輩後輩的な関係でもあると思うから。そんな存在が加わってくれて、番組を制作する側としては今後の展開を考えやすくなったなって思いました。

ヴィクトリーグ!のリルチューブ/#24「リル×キドフェノが絵しりとりにチャレンジ!」

奈須:2組を見ていると、それぞれの弱点を補ってるなって思いますね。例えば、LIL LEAGUEは朝早くからのロケだと、ちょっとテンションが低いんですよ(笑)。でも、そこに朝からめちゃくちゃ元気なKID PHENOMENONが来ると、「僕らも頑張らなきゃ」ってスイッチが入ることがよくあります。逆にKID PHENOMENONは陽キャの集まりというか……(笑)。人の話をちゃんと聞いていなかったりするんですけど、そういう時は真面目なLIL LEAGUEがカバーしてますね。もともとはLIL LEAGUEのレギュラー番組として始まりましたが、KID PHENOMENONが加わってくれた今は、お互いに「彼らがいてくれて助かるなぁ」って思っていると思いますし、バチバチの煽り合いパフォーマンスもしてくれるようになりました。

――そして、そんな2組を優しく見守っているのが、MCを務めるティモンディのお二人。ティモンディとメンバーの関係性について、感じていることはありますか?

星:LIL LEAGUEの番組をお任せするMCを考えた時に、厳しくツッコむ方よりも、元気で優しく包み込んでくれるようなMCがいいよねっていうことで、ティモンディさんの名前を挙げさせていただいて。年齢的にも、メンバーとすごく歳が離れている方より、若い方がいいなということでご相談したところ、出演を快諾していただきましたね。

――そうだったんですね。

星:現場ではどうなの? ティモンディさんとメンバーって、よく話すの?

奈須:結構雑談してますよ。「寮生活では、洗濯とかどうしてるの?」とか(笑)。それにLIL LEAGUEもKID PHENOMENONも前向きなグループですけど、彼らの気持ちに拍車をかけているのが、高岸(宏行)さんの「やればできる!」精神で。前田(裕太)さんも「みんなのライブに行ってみたい!」とか、高岸さんが所属する野球チームの応援ダンスをLIL LEAGUEが考案したんですけど、それも「振付を覚えたい!」って言ってくれていたりして、興味を持ってみんなに接してくれているなって思います。

「筑波山企画は、川下りに並ぶ目玉企画になる」(奈須)

――良い雰囲気で撮影できているんですね。その中で、お二人が特に印象に残っている企画も教えていただけますか?

星:ヒット祈願の川下り企画が印象深いですね。僕は現場には行けなかったんですけど、撮影後にスタッフが送ってくれた写真を見たら、メンバー全員ヘロヘロに倒れてて! 上がってきた映像も、めちゃくちゃしんどそうだったから、よくこの企画をやらせたなって思いました。でも、ああいう体力系の企画をやるとメンバーの本気度が伝わってくるから、すごく良い内容になったなと思いますね。メンバーも、よく文句も言わずに最後まで頑張ってくれたなって思います。

奈須:前期のメインがLIL LEAGUEメンバーだけで挑戦した川下りで。新レギュラーのKID PHENOMENONが加わった後は、2組で御神輿を担いだのが最初の企画で、それも賑やかで楽しかったんですけど……。(取材日から見て)つい先日、彼らと一緒に筑波山に登ってきたんですよ。LIL LEAGUEの2ndシングル曲「Higher」にちなんで、「高いところに行くぞ!」ってことで、LIL LEAGUEチーム、KID PHENOMENONチームに分かれて頂上を目指したんです。それはこの夏に放送予定なんですが、川下り企画に並ぶ目玉企画になるんじゃないかなと思っています。

――撮影しながら、しかも10代と一緒に登ることを考えると、スタッフさんたちも大変だったんじゃないかと推察します。

奈須:僕はKID PHENOMENONチームに同行したんですが、体力的には地獄でしたね(苦笑)。でも、彼らはずっと歌ってて! 僕らはハアハアしながら登ってるのに、彼らは綺麗な声を響かせながら登っているにも関わらず、一切息が切れないんです。いろんな登山客を見てきたはずのガイドさんも、すごくビックリされていました。歌ったり、叫んだりするから、最終的には「うるさいよ!」って怒られていましたけど(笑)。でも、メンバーみんな優しくて、僕らの荷物を持ってくれるんですよ。(夫松)健介さんとか、「三脚持ちましょうか?」って言ってくれて。

星:優しい~! きっと、LIL LEAGUEも持ってくれてたんじゃない?

奈須:そうだと思います。LIL LEAGUEチームがどういう感じだったかはまだチェックできていないんですけど、普段から気遣いのできる子たちなので。そういう一面を伝えるためにも、この山登り企画はぜひ注目してほしいなって思います。

――個人的には、7月9日・16日放送のガスト企画(2チームに分かれて、少しずつ値段の高いメニューを注文していく企画)も面白かったです。堅実なLIL LEAGUEと、自由なKID PHENOMENONの対比もよく表れていて(笑)。

奈須:ありがとうございます! 僕らはLIL LEAGUEやKID PHENOMENONを知らない方にも、各グループの魅力やメンバーのキャラクターができるだけ伝わるように……っていう前提で、企画を考えていまして。その中で、あのガスト企画は現段階で僕らのマンパワーで作れる精一杯の回だったので、楽しんでもらえてよかったです!

ヴィクトリーグ!のリルチューブ/#31「リルバンド個人練習~星那・晃大・真虎編~」

――その一方で、LIL LEAGUEだけの企画も引き続きやっていますよね。

奈須:はい。「楽器で作曲できるようになるため」という名目で、バンド企画が進行しています。番組が始動した頃からLIL LEAGUEを応援してくれている方のために、LIL LEAGUEだけの場所を残したいという想いもあって。これは今後も大事にしていきたい企画の1つですね。

――では最後に、LIL LEAGUEメンバーへメッセージをお願いします。

奈須:きっとみんなは、ほっといても3年後くらいにはすごいスターになっていると思うんですけど……微力ながらも、そのスピードを速めるお手伝いができたらいいなと思っています! 僕らもいろんな企画を考えますので、一緒に頑張っていきましょう!

星:LIL LEAGUEって、若くてかっこいいし、可愛いし、歌もダンスも上手くて、幅広い世代の人に愛されるグループだと思うんですよね。だから、その軸はブレないまま、今のピュアな気持ちを大事にしたまま、すくすく成長してほしいなって思います。そして、いつかは誰もが知るスターになってほしいなと! みんなが大きい会場でライブするようになった時、後輩のスタッフに「俺、彼らがデビューする前から、ずっと見てたんだよね」ってドヤって、「すご~い!」って言われることが僕の夢です(笑)。

■番組情報
『LIL LEAGUEのヴィクトリーグ!』
放送日時:毎週日曜 昼12時25分 ~12時54分
放送局:テレビ東京
配信:広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」 (テレビ東京 HP、TVer、GYAO!)、Paravi
※最新放送回の見逃し配信は、各話放送終了後から配信
【出演】LIL LEAGUE、KID PHENOMENON、ティモンディ

番組公式HP

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