三宅健、TOBE所属後も変わらない“アイドル哲学”と滝沢秀明との深い絆 原点には「感謝を絶対に忘れない」母からの大事な教えが

 三宅健が8月1日21時すぎより自身の公式YouTubeチャンネルで初の生配信を行った。

 配信で語ったエピソードはもちろん、チャンネルの概要欄には「三宅健の生配信トリセツ」として、生配信を視聴するにあたっての三宅の個性を踏まえたちょっとユニークな注意事項を記載するなど、あらゆる場面から、変わらぬ“三宅イズム”を感じた。

 冒頭で三宅は「思いつきで発言しちゃうかも」「危険な匂いがプンプンしてる」と懸念し、「炎上しそうになったら止めていただきたい、軌道修正を促していただきたい」と視聴者に呼びかける一幕があったが、その姿には、慣れないYouTubeの生配信をよりよい時間にするべく、共に作っていこうというスタンスが窺えた。

 約1時間半におよんだ初めての生配信。事前にテスト環境が映ってしまったり、配信中もハウリングが起こったりと小さなトラブルはあったものの、三宅は「生暖かい目で見てください」と両手を合わせてお願いするなど、手探りな部分は多いのかもしれないが、カメラも3台用意され、斜め横、正面、引きとそれぞれのアングルから三宅を映し出すリッチな環境での配信と、聞き手の男性スタッフのナビゲートも手伝って、すらすらと受け答えをしていたのが印象的だ。

 テーマトークとして「YouTubeチャンネルでしてみたいこと」について聞かれると、三宅は「今までできなかったことをしたい」と意気込みを語った。「これまでは守られた環境にいたからこそできなかったこともあった」と前所属事務所へのリスペクトを含んだコメントに、あらためて新たな一歩を踏み出したこと、そして環境がこれまでとは異なることも伝わってきた。

 三宅は、「これまでお世話になった人へ恩返しがしたい」と、かねてから取り組んでいたボランティアについても語り、「ボランティアにもいろいろあるから」とコメント。災害直後の力仕事だけではなく、女性や子どもでも参加できるもの、寄付だけではないさまざまなボランティアの形を知り、「今後も勉強していけたら」と意欲を見せた。そして、「うちのファンの子たちは本当にみんなよくできた子たち」と、代々木公園でのゴミ拾いのほか、V6のコンサート会場でもゴミ拾いをしていたことなど、これまでのファンの行いに言及。「誰に似たのかな?」とユーモアを交えながらも、ファンの自主的な取り組みを誇らしげに語っていた。

 また視聴者から、何を飲んでいるのかという質問に「レモネードだよ!」とカメラにグラスを向けるまではよかったが、そのままボトボトとグラスのなかの液体をこぼしてしまう“レモネード事件”が勃発。サービス精神が旺盛であるがゆえのハプニングではあったが、笑いをもたらすひとときとなった。

 三宅は、「タッキー(滝沢秀明)との仲良しエピソードが聞きたい」というリクエストにも快く応じ、現在所属する事務所 TOBEの代表を務める滝沢とのエピソードを語った。「うちの社長さんとのエピソードは、そもそもそんなに接点はなかったんです」と切り出し、「『滝沢歌舞伎』という舞台のオファーをいただいて共演することになって、彼のことをよく知って」「年下ではあるんですけども、尊敬できる部分はたくさんあって、そのうち意気投合して」と経緯を語った。また、個人的に行っていたボランティアを通して、より仲を深めたと話す。

 現地では軽トラックを運転したり、グラインダーという工具を使って解体したりしながら瓦礫撤去をしたこと、Official髭男dismの楽曲「Pretender」を好んで一緒に聴いていたことなど、ファンがなかなか知ることのできないプライベートエピソードがてんこ盛り。三宅が先輩だからこその微笑ましい暴露に歓喜したファンも多かったのではないだろうか。

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