BTS SUGA&J-HOPE、トーク番組で語り合う 10年間の苦労を振り返り、改めて伝えるグループへの想い
そして、番組の中盤からは、BTSのメンバーへの想いや練習生時代のエピソードを次々と披露。デビュー前、同じダンススタジオに通っていたSUGAとJ-HOPEは、電車で座って行くために駅で猛ダッシュをしたり、安くてボリュームのある定食屋で食事をしたりと、いろいろな思い出があるようで、デビューに向けて一緒に過ごした日々を懐かしそうに振り返った。
とはいえ、練習生時代は楽しい時間ばかりでもなかったようだ。番組終盤では、事務所の資金不足から最初に住んでいた宿舎を追い出されそうになったエピソードも。SUGAが「僕とJ-HOPEさんとRMさんの3人で『僕たち出ていきません!』って」「僕たちにそんなお金はないと。出ていかないって踏ん張って踏ん張って、最後に資金を集めて、それで僕たちがデビューしたわけだけど」と、ギリギリの状況を何とか乗り越えて、BTSのデビューにこぎつけたことを回想した。紆余曲折を経て現在の成功があることを踏まえると、SUGAは「僕たちは本当に一生懸命生きてきたって話すしかないと思う」としみじみと語り、J-HOPEも「うん、そうだね」と呼応した。
番組の中盤とラストでは、恒例の質問コーナーも。「タイムマシーンで行きたい年」「今後の夢」について問われると、J-HOPEは真っ先にBTSの話に触れ、タイムマシーンの質問では2019年のツアー『LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF』スタジアム公演に戻りたいとコメント。J-HOPEは、現在のソロ活動は大切な期間だと思いながらも、メンバーが隣にいないことへの寂しさを感じているといい、「それぞれのメンバーがアルバムをリリースして、アメリカで活動もして、いろんな活動をしながら学んだことをベースに再集結したら、その相乗効果もすごいだろうし」と、完全体での活動に期待を膨らませた。SUGAもその話に同意。グループでの活動を休止したことで、逆にグループの大切さを改めて実感する機会になったと語り、「僕は2025年に完全体でツアーできるだろうなってすごく思うんだよね」と、J-HOPEと同じく、全メンバーが兵役を終えた未来に大きな期待を寄せていることを明かした。
また、今後の夢についてJ-HOPEは、「末永く幸せに活動することが、今の僕の夢じゃないかな……」と回答。「僕のことやBTSのことを好きでいてくださって、メンバーのことを好きでいてくださる皆さんに愛を届ける。そんな変わることのないアーティストになるのが僕の夢でもあり、ささやかな僕の目標です」と、長くBTSを続けることへの意欲を示して、番組を終えた。
現在は各メンバーが得意分野を活かしながらソロ活動を展開し、活躍の場を広げているBTS。今回のSUGAとJ-HOPEの対談から、彼らはソロ活動と向き合いながらも、練習生時代も含めてグループで活動した日々をとても大切に感じていることが伝わってきた。その想いはSUGAとJ-HOPEだけでなく他のメンバーも同様に持っている。JIMINがこの番組に出演したもJ-HOPEと同じように、今後の夢について「このグループを長く続けることが唯一の夢。僕が動けなくなる時までやりたいです」と語っていた。
このようにグループに対して同じ想いを抱きながら、今はそれぞれの場所で異なる経験を重ねているメンバーが再びステージに揃うとき、J-HOPEの言うような“相乗効果”によってこれまでとはまた異なるBTSの姿が見られるはずだ。
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