B'z 松本孝弘、X JAPAN YOSHIKI、GLAY TAKURO、Mr.Children 桜井和寿……様々な形で地域/社会に貢献するアーティスト

 今年2月には、GLAYのTAKUROが「2023年トルコ・シリア地震救援金」として日本赤十字社に1,000万円を寄付した。TAKUROは2022年にも「ウクライナ人道危機救援金」として日本赤十字社に寄付をしており、紺綬褒章を受章している。

 また、バンドとしては、地元・北海道に対する支援活動にも積極的だ。2019年、GLAYは経済産業省による「『元気です北海道』応援プロジェクト」のアンバサダーに就任。同プロジェクトは、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震後の観光需要喚起を目的とし、国内外に北海道の魅力を伝えるものである。新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年には、北海道の地域医療を守るため、北海道庁へ1,000万円の寄付も行った。

 さまざまな社会貢献活動を行っているアーティストと言えば、Mr.Childrenの桜井和寿も忘れてはならない。2003年、桜井は小林武史・坂本龍一とともに環境保全活動等を行う非営利組織「ap bank」を設立。“音楽を聴きながら、環境問題を身近に考えてもらう場”として、野外フェス『ap bank fes』を開催している。また、GAKU-MCとのユニット・ウカスカジーでは、音楽とフットボールを柱として繋がることを目的とした団体「MIFA」の活動の1つとして、自ら被災地や過疎地域などをまわり、サッカーやライブを通して地元民と繋がる「MIFAスマイルプロジェクト」を行っている。

 「社会貢献」「地域貢献」と聞くと、どこか自分には縁遠い話だと思ってしまう人も多いかもしれない。そんな中で、アーティストによるこうした活動は、社会で起きている問題や課題に対し、私たちもできることはないかと考えるきっかけを与えてくれる。そして、積極的な社会貢献活動を行うアーティストを応援する私たちもまた、すでに彼らの活動に間接的に関わっていると言えるのかもしれない。

※1:https://ameblo.jp/yoshikiofficial/entry-12780566237.html

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