Aぇ! groupメンバー分析第6回:佐野晶哉 歌とバラエティで絶賛、努力を惜しむことなく挑戦を楽しむ多彩な最年少

 実力がありながら努力を惜しまずに仕事の幅を広げている佐野は、千葉県の市立船橋高校吹奏楽部を描いた、2022年公開の映画『20歳のソウル』で映画初出演を果たす。初出演ながら神尾楓珠演じる主人公の親友という重要な役柄で、打楽器とピアノ演奏を作品中で披露。ピアノに関しては、そこまで得意ではなかったというが、必死に練習して本番に挑んだことを明かしている。

 グループ最年少らしく笑顔と人懐っこい性格で、バラエティでは一発芸やボケなどを披露することも多い。そんな佐野の人当たりの良さや愛され力、笑顔や明るさも、新たな仕事へと結びついている。NHK夜ドラ『あなたのブツが、ここに』(NHK総合)では、主人公に憧れる可愛らしい年下の宅配ドライバー・ミネケン役へ抜擢され、連ドラ初出演を果たしたが、これはYouTubeチャンネルでの活躍がきっかけだったという。

Aぇ! group「ボクブルース」(Aぇ! group Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023)

 また、グループでは曲作りにも挑戦しており、メンバーの小島健が作詞、佐野が作曲したオリジナル曲「ボクブルース」は、メンバーそれぞれの魂のこもった歌声を聴くことができ、熱量と想いが伝わってくる。静かなピアノのイントロから始まるこの楽曲は、徐々にスケールアップし、聴く人の心をグッと掴む。小島が書いた歌詞、メンバーの感情のこもった歌声をより深く味わうことができる楽曲となっている。

 曲作りやメンバーについて、「グループの曲を書かせてもらっている時はめちゃくちゃ苦戦しますが、あんなに幸せな時間はない。自分が作った曲に6人の声が乗るのが毎回楽しみ」と語り、「6人の声や魅力を一番知っているのは僕だと思うので、メンバーが書いた曲でデビューできたら良いな」と、大きな夢を持つ(※1)。

 また、自身について「広く浅くのタイプ」だと明かし、アイドルだからこそ、お笑いやサックス、ピアノの弾き語りなど色々なことにチャレンジし、披露できていることが楽しいと話す(※2)。

 「夢はグループを結成したときから、デビューして5大ドーム公演」と語る最年少(※3)。彼がグループにいることが、どれほど強いか。まだ21歳の佐野が、これからどう成長を見せていくのか。新たな挑戦を見守っていきたい。

※1:https://topicool.jp/article/sonota/kiji-sonota/article-3934
※2、3:https://www.jprime.jp/articles/-/24048?page=2

※記事初出時、本文に誤りがありました。以下訂正の上、お詫び申し上げます。(リアルサウンド編集部、2023年7月11日15:13)
誤:2020年公開の映画『20歳のソウル』
正:2022年公開の映画『20歳のソウル』

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