Aぇ! groupメンバー分析第3回:草間リチャード敬太 、“グループの目印”となる活躍ぶり ステージとバラエティで発揮する役割

 バンドスタイルとダンスボーカル、どちらも熱量高いパフォーマンスで人気急上昇中のAぇ! group。関西にゆかりのあるアーティストが総勢20組以上登場した音楽バラエティ『カミオト-上方音祭-』(読売テレビ)では、スペシャルサポーターとして4時間の番組を大いに盛り上げた。CMやバラエティ、ドラマなどで幅広く活躍するメンバーの魅力を紐解いていきたい。第3回は草間リチャード敬太。

 草間がジャニーズ事務所に入ったのは、2009年のことだ。テレビへの憧れから、自ら履歴書を送ったとのこと。同期にはAぇ! groupで共に活動する末澤誠也や、なにわ男子の大橋和也らがいる。「グループの目印担当」と自称しているように、草間といえば『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)での姿が印象的だろう。ガス溶接技能士の資格を取るなど番組と真剣に向き合う姿や、先輩であるTOKIOのメンバーの無茶振りや、自由奔放なSixTONES・森本慎太郎、一生懸命な岸優太とのやりとりからは、穏やかで優しい人柄が伝わってくる。

 草間は、アメリカ人の父を持ち、京都生まれ京都育ちで好きな食べ物は千枚漬け、嫌いな食べ物はハンバーガーと真剣な表情で話す(バラエティ番組で、実はハンバーガーが好きなことを告白済み)。はんなり穏やかな話し方で、最近は「城島茂リーダーみたいになってきた」と『DASH』の視聴者から言われることも。Aぇ! groupの中では、常識人でツッコミをすることも多い。

 一方、草間は歌、ダンス、ラップと幅広いパフォーマンスをこなし、バンドスタイルの際にはテナーサックスを担当している。それぞれ高いレベルで、さらに特有のグルーヴ感を持ち、グループのパフォーマンスに華を添えている。甘い歌声だけではなく、パワフルながなりやラップなど、声色や表情を使い分けることもできる。

 2022年12月29日放送の『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ)のコスプレ紅白歌合戦企画で、久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」を披露したことも。甘い声と芯のあるビブラートと綺麗なハイトーンで、出演者や視聴者からも「歌がうまい」「いい声」と話題になり、大きなインパクトを残した。

 「バラエティーの時は一発を強くせなと思ってやってます。ステージの方はもうちょっとラフにできる感じ」(※1)と語るように、ステージとバラエティでは異なる役割を果たし、その両面が魅力となっている。

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