SixTONES、CM&ドラマ出演にドーム公演と大活躍 結成8周年を前に1年を振り返る

 昨年11月にライブ中の声出しが一部解禁され、彼らのライブもそれに連動して大いに盛り上がった。4月9日放送『Love music』(フジテレビ系)に出演した際、田中樹がアリーナツアーで関係者から「冗談抜きで会場が揺れてて底が抜けるかと思った」と言われたと明かしたように、会場に満ちたド迫力の音に観客が酔いしれ、座席が揺れるほどペンライトの振りも激しく、グルーヴ感や一体感がさらに増していた。

 『慣声の法則 in DOME』4月21日の東京ドーム公演では、デビュー曲である「Imitation Rain」を手がけたYOSHIKIがサプライズ出演。4月23日には「マスカラ」を手がけたKing Gnu/millennium paradeの常田大希が登場と豪華な面々が駆けつけた。この日のためだけにアメリカから帰国したというYOSHIKIとは、昨年5月放送の『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)にゲスト出演した際に田中と森本慎太郎が約束を交わしており、約1年後に見事、実現した。

 4月21日の公演では、即興にもかかわらずYOSHIKIが演奏する「紅」(X JAPAN)の一節を京本が熱唱すると、ジェシーも下ハモを担当。「Imitation Rain」では、京本、松村北斗をはじめメンバーがしっかりとYOSHIKIと目をあわせて歌っていたのが印象的だ。ジープに乗って場内を一周した際も、運転を任された髙地優吾をはじめ、ジェシーが先に乗り込んでYOSHIKIをエスコートしたり、メンバー全員がそれぞれのポジションでゲストをもてなし、一歩下がったスタンス、絶妙な間合いでトークを挟んで盛り上げていた。アーティスト2人によるビッグサプライズが何よりの証拠だが、わずかな場面で見せた心遣い、気遣いに彼らが愛される理由がわかった気がした。

 「やっぱこいつらだなって思った」ーー4月14日放送の『A-Studio+』(TBS系)にジェシーが出演した際にSixTONESの軌跡に触れてこう語った。過去にも雑誌のインタビューやステージ上のMC等で何度も見聞きしていたが、年頭に“勝負の年”と言い、春に大きなステージに立つ姿を目にすると、改めて感慨深いものがある。

 6つの音色は磨かれ、〈俺らまだ原石さ〉と歌った彼らは、8周年を迎えるいまなお、どんどん輝きを増している。舞台の裏側での知られざる苦労や努力、ファンは全てを知ることはできないが、内側から溢れるパワーや輝きっぷりにその片鱗を感じている。大きな舞台でスポットライトを浴びる姿、そして今年も変わらず6人の“BIRTH”な記念日を祝えることを幸せに思う。

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