SixTONESが「人人人」で曝け出すアーティストとしての胸中 バンドバージョンのパフォーマンスを考察
4月12日にリリースされたSixTONESの9thシングル『ABARERO』。カップリング曲として通常盤、初回限定盤A・B合わせて4つの新曲が加わったほか、通常盤には「人人人」「Chillin’ with you」の2曲を、YouTube限定パフォーマンス企画「PLAYLIST」シリーズで公開した際の音源が収録されている。本稿では「人人人 ‐PLAYLIST Performance- Day.6 ver.-」にフォーカスしたい。
元となるのは2023年1月リリースの3rdアルバム『声』の7曲目に収録された曲で、作詞・作曲・編曲ははこれまで多くのSixTONES楽曲を手がけてきた佐伯ユウスケ(SAEKI youthK)。メンバーがイメージキャラクターを務める「エイブル」のCMソングに起用されている。歌詞には、ステージに立つ者の心情がリアルに描かれており、松村北斗はセルフライナーノーツで、「僕はこんなSixTONESをずっと見てみたかった」と綴り、「わざわざ聴かせるべきではない内容を赤裸々に歌っている」と歌詞の世界観に触れながら、聴き終えたあとは「肩の力が抜け楽になる、おまじないのような歌」と表現してみせた(※1)。