SixTONES、『ザ少年倶楽部』での思い出 入所当時から磨いてきたトーク&パフォーマンススキル
3月31日放送の『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)では「Snow Man&SixTONES大集合スペシャル」と題して2020年に同時デビューを果たした2組が揃って登場。懐かしの曲から各グループの初披露曲のパフォーマンス、思い出話に花を咲かせたり、過去のお宝映像が放送されたりといつもに増して濃密な1時間。ラストは「“少クラおじさん”も一緒に歌おう」とMCを務めるA.B.C-Zの河合郁人を誘い、ジャニーズJr.の定番ソングであるV6の「Can do! Can go!」を歌って締めくくった。
SixTONESは、4月からKing & Princeの永瀬廉と髙橋海人が新MCに就任する『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)の初回放送のゲストに決定しており、また『ザ少年倶楽部』でも「今後も周年ごとに出演したい」という趣旨の発言もあったことを踏まえると今回の放送で一つの区切りを迎えたとも取れるような出演だった。
『ザ少年倶楽部』へはジャニーズ事務所に入所してまもない頃から出演してきた彼ら。“少クラあるある”をテーマにしたトークパートでは、「こんなに変わりました」と題して過去映像が放送された。一発目に登場したのは11歳のジェシー。道着に身を包んでゆっくりと回し蹴りを披露する姿が。トークでは控えめではあるが当時から存在感を発揮していた。続いて「天使!」との声があがったのが、10歳の森本慎太郎。ハキハキとトークをしたり、センターポジションでステージに立ったりと当時から光るものがあった。
今回の放送にはなかったが、髙地優吾の初登場は2009年6月であると、Sexy Zoneの菊池風磨と中島健人が番組の進行を務めていた時代の「Jr.にQ」のコーナーで明かしていた。また松村北斗は『土スタ』(NHK総合)出演時にも明かしたように、オーディションを受けた翌日、2009年2月16日に初収録を果たすというエピソードの持ち主だ。菊池、中島、髙地、松村によるユニット・B.I.Shadowとしてのパフォーマンスもあり、いまとなっては彼らの歴史を捉えた貴重な番組だ。
そして思い出深いコーナーといえば「あなたにお手紙書きましょう」もそのひとつ。3月25日放送回では2009年当時12歳の森本と14歳の田中樹の映像がオンエアされた。当時はまだお互いに“くん”呼びをしていた頃で、森本が落ち込む姿を見せない田中の元気な姿をちょっと尊敬していると言えば、田中は森本を“大物”と言い表すなど、まだ少しぎこちなさが感じられたのも微笑ましい。また、2019年には京本大我とジェシーが手紙を交換。京本がジェシー宛に書いた手紙によって、2人のパフォーマンスの成り立ちが伝わってきた。SixTONESのメンバーとしての覚悟、2人でカラオケに通って練習を重ねたことなど、京本とジェシーのハーモニーは一朝一夕には叶わない、2人が投じた時間が紡いできたことが伝わってくる。両者とも笑いを忘れずに盛り込んでいるところがSixTONESらしい。