SG、ボーダーレスを体現するライブでフロアにもたらした一体感 Novel Core、Rude-αら豪華ゲストも登場した『1st Concert』
特別に写真・動画の撮影がOKとなった「CHOA」を経て、ライブは後半戦へ突入。SGの渾身のロングトーンとRude-αのしなやかで強靭なラップのコンビネーションが光った「Friends (feat. Rude-α)」は、両者の絆の深さを伝える名演であった。
また、竹中雄大(Novelbright)と披露した「死んでもいいや (feat. 竹中雄大)」における2人の清廉なコーラスワークは言葉を失うほどに美しく、圧倒的な気迫に満ちていた。ラストのフェイクの掛け合いも含め、まさに歌声の力を存分に堪能することができる贅沢な時間となった。
エモーショナルなバンドサウンドによってライブアンセムとしての輝きを纏った「君に会いたいと願ったって」を披露した後、SGは「ありがとうございます。夢の中にいるような感覚です。本当にありがとうございます」と、目の前のファンに向けて丁寧に感謝の想いを伝えた。そして、ここから彼の胸の内の告白が始まる。周りに勧められるがままに、なんとなく始めた音楽活動。それでも、そんな自分を応援してくれるファンを目の前にした彼は、「なんとなくじゃやってられない」「なんとなくの僕をやめさせる」と決意を新たにしたという。そして、「3年前から画面の向こうから応援してくれて本当にありがとうな」「これからは、俺がちゃんとこの足で、君たちに会いに行くから」と約束を結び、「愛してます。またどこかで会いましょう」と改めて胸の内の想いを伝え、代表曲「僕らまた」を披露する。音源よりも壮大なスケールを誇るドラマチックなバンド演奏を受けながら、一つひとつの言葉を深く噛み締めて歌うSG。ラストでは、白いライトによってステージだけではなくフロア全体も明るく照らし出され、それはまさに、この先に明るい未来が続いていくことを確信させてくれるような感動的なクライマックスだった。
この日のライブを締め括ったのは、アルバムのクロージングナンバーでもある「rainy day」。雨がテーマの楽曲ではあるが、軽快なピアノの調べと相まって、今回のライブの最後に晴れやかな余韻をもたらしてくれた。そしてこの日の夜、SGはLDH Recordsとタッグを組み、自主レーベル SUPERGENIUS Entertainmentを設立し新しいスタートを切ることを発表した。今回のアルバム、およびライブをもって、自身の活動に一度『FINALE』を打ち立てた彼は、新たな決意を胸にここから再び走り出す。第二章の旅路の先に、彼がまた私たちが待つステージに立つ日が今から楽しみでならない。
SG、LDH Recordsで目指す“世界一自由なアーティスト” 音楽で生み出したいボーダーレスな繋がりへの意欲も語る
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