Z世代の才能を発掘してきた『iCON Z』が終幕 WOLF HOWL HARMONYら、第二章でデビュー掴んだ3組の“新たな出発点”

『iCON Z』でデビュー掴んだ各組の出発点

 審査期間がスタートすると、「彼らにデビューしてほしい」というファンが武者修行の場に集結し、予想以上の集客を記録。途中、交通トラブルや極寒での野外パフォーマンスなど、全国行脚ならではの過酷さを味わう場面もあったが、あたたかく見守るファンに支えられながら、3グループは各地を駆け抜けた。また、オリジナル課題曲においても、WHH「LOVE RED」がSpotifyバイラルウィークリーチャートで3週連続1位という快挙を達成。結果、KPが約475万ポイント、WHHが約847万ポイント、TJBBが約537万ポイントと、3グループとも合格ラインを大幅に超えるポイントを獲得し、晴れて全員がデビューの座を勝ち取る結果となった。

WOLF HOWL HARMONY「LOVE RED」

 放送最終回では、総合プロデューサーであるHIROがこの1年半を振り返り、開口一番に「大成功です。大感謝です。愛と夢と幸せをいただけた。素晴らしい出来事だった」と笑顔を見せる。男性部門のプロデューサーを務めたAKIRA、SHOKICHIに対しても「まっすぐに参加者の皆と向き合っていた。想像以上に頼もしいプロデューサーになった」と称賛した。苦悩しながらもガールズグループ部門のプロデューサーを務めたØMIについては、「良いことも悪いことも、その経験を素直に受け止めて、世間があっというような才能を開花させてほしい。期待しています」と語った。

 スタジオには、LIL LEAGUEも含めた男性部門の4グループ27人が集結し、これまで応援してくれたファンや視聴者への感謝の気持ちを込めて、ダンスパフォーマンスを披露。オーディションで磨いたスキルを見せつけ、彼らの未来への期待が高まる大迫力のパフォーマンスを繰り広げた。そして最後に、ギレルメ マサユケ トマジ 西村が、『iCON Z』を代表してスタジオメンバーや視聴者への感謝の手紙を朗読。「僕たちはようやく今スタート地点に立てました。ここからが本番です。もっともっと努力して、輝いて、夢を持っているけど踏み出せずにいる人の背中を押せるようなアーティストになります。絶対に大きくなって恩返しします。あのとき応援してよかったと思ってもらいます」と、これまでの感謝と、これからの意気込みを力強く伝えた。

KID PHENOMENON「C'mon」
THE JET BOY BANGERZ「RAGING BULL」

 KID PHENOMENON、WOLF HOWL HARMONY、THE JET BOY BANGERZの3グループは、8月23日に同時デビューが決定。夏からは、グループポイント審査でエールを送ったファンへの感謝の気持ちを込めて、全国行脚である夢者修行がスタートする。

 全力で夢を追う若い世代と、全力で彼らをバックアップするプロデューサー陣の姿を通し、コロナ禍で沈みがちだった心に勇気と元気を与えてくれた『iCON Z』。オーディションは終わりを迎えたが、彼らには良きライバル、そして良き仲間として、引き続き切磋琢磨しながら、世界を目指してほしい。

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