松本潤、『どうする家康』共演者にも“殿”として慕われる理由 変わらない気配りや作品への情熱

 今年1月8日からスタートした大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)で主演を務める松本潤。現在第9回まで放送され、回を追うごとに様々な登場人物の心情や内情が明らかになるなど、面白さを増していく。

 本作は大河ドラマらしい豪華俳優陣が出演するほか、正室・瀬名役に有村架純、家康の母・於大の方役には松嶋菜々子ら、過去に松本と共演した俳優も。ジャニーズ事務所からは岡田准一が織田信長役をつとめ、家康の異父弟・久松源三郎勝俊役に、なにわ男子の長尾謙杜が出演するなど、新しさや懐かしさを感じる顔ぶれ。色とりどりの共演者から聞こえてくるのは、“殿”(松本)を慕う声だ。

 徳川家家臣・平岩親吉役をつとめるハナコの岡部大は相葉雅紀の冠番組『相葉マナブ』(テレビ朝日系)2月26日放送回にゲスト出演するにあたり、松本から受けたアドバイスを明かした。相葉と岡部は話が合うはず、相葉は意外と兄貴肌なので正面から飛び込んで、と助言をもらったと話し、岡部は「殿にはお世話になりっぱなし」と語っていた。また松本から、最近会えていない相葉への伝言を預かるなど、岡部を通して嵐らしいやりとりを見せた。

 松嶋菜々子は、事前のインタビューで松本と何度か共演していることを踏まえながら、「作品ごとに関係性が変われば、自然とそれを表現できる信頼関係は築けている」と語り(※1)、事前に打ち合わせはせず、松本の色々な顔が観られて楽しいと明かす。俳優として、座長としてどれほどの信頼を置いているのかがよく伝わってくるエピソードだった。

 徳川家武将・本多忠勝役の山田裕貴もまた“殿”にひときわ熱い眼差しを向けている。3月1日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演し、松本とのエピソードを明かしていた。ドラマに出演する俳優陣との食事会などでは、緊張する山田に松本が話しかけてくれたというエピソードを明かしたほか、山田が撮影した写真を松本にプレゼントしたことも告白。さらにはラジオ番組でも“殿”に向けた熱い思いを語っていた。

 山田がパーソナリティを務めるラジオ番組『山田裕貴のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)では、松本とレストランで遭遇したことに触れた。山田は以前もごちそうになったため今度こそは自分で、と支払うつもりだったが、そこは一枚上手の松本。松本の粋な計らいで食事代を支払ってもらった件について、現場でもキャストだけではなくスタッフも気にかけていることなどの行動を踏まえ、そんな松本がレストランにいる自分たちに気づかないわけがないという趣旨のトークを繰り広げていた。

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