影山優佳、サッカー愛や知性で日向坂46を躍進させた功績 後輩メンバーとの積極的な交流で示した“背中”
ブログには「実はもっと早くに卒業のタイミングが来る予定だったのですが、『私が最後にグループの名前を広められる活動をする』と意気込んで取り組んだのが、『ワールドカップ』でした」(※5)と綴られていたが、実際、日本戦のスコアやスターティングメンバーをたびたび的中させるなど連日連夜、影山の活躍は大きな話題を呼んだ。まさに、そんな思いが実を結んだ瞬間の連続だった。
そういった個人の活動だけではなく、グループの一期生としても大きな役割を担っていた影山。歌唱力が高く、冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)では常に番組進行に適したリアクションを取るなど、後輩メンバーの良い手本となっていた。プライベートも含め、二期生、三期生と積極的な交流を行うなど、グループの潤滑油的な役割も担った。影山の自らの力で道を切り拓いていく姿勢は、後輩メンバーにとって大きな刺激となったことだろう。四期生とは決して長い時間を共にしたわけではないが、影山のこれまでの足跡は、アイドルシーンを進む上で壁に直面した際のヒントとなるはずだ。
卒業後のことは明確に決めていないという。しかし、ラジオなどでたびたび「私は忙しくないと生きていけない人間」と公言したこともあったため、何かまた大きな挑戦を決断するかもしれない。芝居好きで女優業にも興味があるそうで、これまでの実績を踏まえると、さらに幅広いフィールドで活躍することにも期待してしまう。
ブログの中には「私がいちばん好きなのは、日向坂です」(※6)というメッセージも。卒業を報告するブログには当然悲しみが伴うものだが、この言葉でどれほどのファンが前を向けたことだろう。思うように活動ができず、さまざまな葛藤も抱えていたと推察するが、卒業まで残り少ない日向坂46としての影山優佳の姿も、卒業後の活躍も、どちらも楽しみにしていたい。
※1、2、3、5、6:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/member/list?ima=0000&ct=4
※4:https://www.instagram.com/p/Cn65qDSJ2OJ/