SixTONES 京本大我、Kis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔との10年ぶりの共演で見せる確かな成長

12/19(月)24時59分「束の間の一花」最終回!!「きみのために何かしたいんだ」という萬木の提案でふたりは〜

 さて、京本は昨年10月期放送『束の間の一花』(日本テレビ系)で連ドラ単独初主演を務めたばかりで、2クール連続のドラマ出演だ。前作ではドラマ初主演、本作では初のラブコメ、初のサラリーマン役と“初”が続いている。『束の間の一花』では余命宣告を受けた大学の哲学講師・萬木昭史役で、落ち着きのなかに知性を漂わせ、役柄ゆえ徐々に体が弱っていく様子を声や表情を繊細に変えながら演じた。続く、『ハマる男に蹴りたい女』ではビシッとスーツを着こなす俊役。清潔感に溢れ、見るから“しごでき”なサラリーマンの風格だ。前作とは打って変わり、肌艶の良い健康的な美しさを伴って役柄を演じている。

 京本は柔らかい微笑みと丸みのある声が特徴的で、そこへ巧みな目の動きが重なる。今回の役柄ではセリフはそう多くはないが、仕事で状況が急変したときの緊迫感や、いつかに対する想いなど、目の演技によって心情、いま置かれている状況が伝わってくる。漫画原作ということもあり、ストーリーから飛び出してきたような理想的な同僚、男性像でありながら、端的な言葉と穏やかなセリフ回し、感情を露わにしないあたりがリアルだ。

 「俺、西島が好きだ」というストレートなセリフもあれば、第3話では過労で倒れたいつかをおんぶして下宿先へ送る優しさも見られ、回を追うごとに距離が縮まっていく。そして第3話の後半ではついに紘一と対面。俊は「(いつかとは)そのうちただの同期じゃなくなるかもしれません」と堂々のライバル宣言。ここぞという場面で見せる毅然とした態度と、ストレートな発言が胸キュンを誘う。

 藤ヶ谷もまた舞台から映画作品へと展開した『そして僕は途方に暮れる』で見せた演技に高い評価が集まるなど、一つの作品を通して芝居を追求した経験を持つ。そんな2人の演技がぶつかり、今作でのライバル関係が成り立っている。ここからどんな三角関係を繰り広げ、どんな結末を迎えるのか。そのプロセスも含めて2人の演技合戦が楽しみだ。

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