なにわ男子 藤原丈一郎&大橋和也、“バラエティ番長”としての強さ 信頼関係から生まれる絶妙なコンビネーション

 なにわ男子の兄組である藤原丈一郎、大橋和也の“丈橋コンビ”はグループの中でも相思相愛ぶりで知られているが、最近はバラエティ番組や自身のYouTubeチャンネルでもふたりの息の合ったやりとりが多く見られる。藤原、大橋の活躍から見えてくる個性や魅力についてフォーカスしてみたい。

ダンス対決でも発揮されていた安定感あるコンビ芸

 腹筋崩壊であるーー12月13日にYouTubeチャンネルにて公開された「ダンスバトル」動画を見た筆者の率直な感想である。今回の企画では、ダンスゲーム『ジャストダンス2023エディション』に日本人のアーティストとして唯一彼らの楽曲「初心LOVE」が収録されたことにちなみ、2グループに分かれてダンスバトルを繰り広げた。まずは「初心LOVE」に挑戦したメンバーたちだが、サビ以外では自身の歌パートやダンスパートとの違いもあり苦戦する場面も見られ、場が大いに盛り上がっていた。

 続いてのダンスバトル対決は、大西流星、道枝駿佑、高橋恭平の3人のチームで挑戦。初見のダンスを15分で覚えるというルールが課され、3人が必死でフリ入れをしている間、アイスを食べ始める自由な大橋。いよいよゲームがスタートするが、懸命に踊る3人の前に“ダンスリーダー”大橋が文字通り躍り出て、群を抜くキレキレのダンスを披露。すると、間髪を入れず藤原も乱入。これにはメンバーからも大きな笑いが巻き起こっていた。

 対する西畑大吾、長尾謙杜、大橋と藤原の4人チームは、なんと女性のK-POP風ダンスに挑戦することに。難易度の高さに苦戦する4人だが、藤原が即興で歌詞をつけて歌い出すというオリジナリティを見せ、長尾から「その歌やめて!」とツッコミが入る場面も。いざ本番となると大橋は見事なダンスを披露し、ポテンシャルの高さを発揮。藤原もオーバーアクションのダンスで盛り上げ、4人は本対決の勝利を手にした。藤原は泣き出し、「4人で絆も芽生えたし、時にはケンカもしたし……」とコントを始めるが、スコアが4人中3位という結果に大橋から「中途半端」と評されるというオチもつけた。そんな大橋と藤原の絶妙なコンビネーションは、切り込み隊長である大橋の瞬発力と、メンバーの言動を俯瞰で捉えながら良きタイミングでコメントできる藤原の対応力の賜物。ふたりのバランスが見事なのは、一朝一夕ではなく長年培ってきた経験値から生まれているように思う。

なにわ男子【ダンスバトル】俺たちの踊りを見てくれ!

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