FLOWからAimer、SawanoHiroyuki[nZk]、LiSAまで集結! レーベル設立5周年記念『SACRA MUSIC FES.』レポ

『SACRA MUSIC FES.』レポ

 11月26日、27日に、<SACRA MUSIC>レーベル設立5周年を記念し、所属アーティストによる大規模音楽イベント『SACRA MUSIC FES. 2022 -5th ANNIVERSARY-』が幕張メッセ イベントホールにて行われた。本稿では27日に行われたDAY2の模様をレポートする。

 この日のオープニングアクトを務めたのは、佐藤ミキ。澄んだ歌声で「名もない花」を熱唱し、上質な音楽イベントの始まりにふさわしいパフォーマンスを見せる。

佐藤ミキ
佐藤ミキ

 オープニングムービーに続いて、早速登場したのはPENGUIN RESEARCH。「決闘」「千夜祭」の2曲を披露した。彼らにしか奏でられない熱く激しいビートで、観客たちに早々に火をつけ会場を揺らす。次にASCAが、「Howling」と「RESISTER」を大迫力のボーカルで歌い上げる。赤と黒のドレスに身を包み、拳を振り上げて客席を煽り、ボーカリストとしての強さと美しさを示した。

 続いて、レーベル同様メジャーデビュー5周年を迎えたhalcaが登場し、「センチメンタルクライシス」「誰彼スクランブル」を披露。ここまで激しいロックナンバーが続いたが、キュートな歌声と笑顔で見事に空気を変え、ガーリーでポップな独自の世界観を表現する。次にスピラ・スピカが登場。幹葉(Vo)が瑞々しいボーカルと巧みなMCで盛り上げ、会場を一つにしていく。会場全員で阿波踊りを踊った「イヤヨイヤヨモスキノウチ!」、音の楽しさを全身で表現した「燦々デイズ」と、圧巻のパフォーマンスだった。

 バンドスタイルで登場した斉藤壮馬は、文学的でオルタナティブな「埋み火」「memento」を披露。ヘヴィな自作曲をギター&ボーカルで表現するミュージシャンとしての一面は、多くの観客に衝撃を与えたのではないだろうか。次に登場したTrySailは、「ごまかし」と「はなれない距離」をパフォーマンス。チームワーク抜群のフォーメーションダンスと三者三様のキュートなボーカル、TrySailならではの仲のいい空気感でファンの心を温めた。

 休憩前の前半戦のトリを飾ったのはFLOWだ。誰もが知る名曲「Sign」が始まると赤いペンライトで客席が染まり、会場の熱気は上昇し続ける。「熱いライブができて幸せです!」という想いのこもったMCに続いて「燈」が披露された。3曲目は今回のフェスの見どころのひとつ、藍井エイルとのコラボだ。前日とは違う楽曲「GO!!!」でのコラボに、観客も驚きの声を溢した。ステージを左右に大きく移動しながら客席を煽り、3人のダイナミックなボーカルが交差する。パワフルで熱のこもったパフォーマンスで会場を大きく揺らし、曲中にはウェーブや手拍子でステージと客席をひとつにして、フェスらしい景色を作り出した。最後に披露したのは「GOLD」。ベテランのライブバンドらしく、前向きなメッセージや強い気持ちを惜しみなく与える圧巻のステージで、前半戦ラストを盛り上げた。

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