i☆Ris、笑いあり&涙ありのデビュー10周年記念コンサート 「ここからもっとハッピーに楽しいことを届けたい」

i☆Ris、10周年記念コンサートレポ

 i☆Risが、デビュー10周年を迎えた当日の11月7日に、初のベストアルバム『10th Anniversary Best Album 〜Best i☆Rist〜』をリリース。その夜、東京国際フォーラムホールAにて10周年記念ライブ『i☆Ris 10th Anniversary Live〜a Live〜』を開催した。デビュー曲「Color」をはじめ、ライブで披露される機会の少ないシングルのカップリング曲、アニメ『プリパラ』シリーズのメドレー、そして10周年を記念して制作された新曲「Anniversary」など全27曲を披露。i☆Risを主人公にしたアニメ映画制作(2024年公開予定)のニュースも発表されるなど、10周年を祝うと共に11年目以降の活躍も予感させる、ファンにとってもメンバーにとっても思い出に残る一夜となった。

 2012年11月7日にリリースされたデビュー曲「Color」で幕を開けたライブ。みずみずしさのある楽曲に10年で蓄えられたスキルと経験が重なり、10周年ならではのパフォーマンスを見せた5人。観客は思い思いのメンバーカラーのペンライトを掲げながら、i☆Risの10周年を祝った。お城の舞踏会のようなファンタジックな世界観で魅せて聴かせた4thシングル表題曲「幻想曲WONDERLAND」を挟み、リーダー・山北早紀が作詞を手がけた「5STAR☆(仮)」を繰り出す。メンバーの個性が落とし込まれた歌詞は実に楽しく、メンバーのかけ声に合わせて観客は手拍子にヘッドバンギングと、全身で楽しんだ。

 本公演は生バンドのサウンドをバックにしたパフォーマンスとなっており、迫力のあるサウンドと共に、見応えのあるステージに。「イチズ」では、一列に並んで切ないボーカルを響かせる。爽快な歌声を聴かせた「鏡のLabyrinth」では、観客は疾走感溢れるサウンドに合わせてペンライトを揺らす。また「Re:Call」はキックなどの力強い振り付けで魅せ、会場にはクラップが広がる。黒とゴールドのゴージャス感のある衣装を身にまとった5人が繰り出す、キレのあるダンスが熱く激しいサウンドにぴったりで、実にクールな格好いいステージングでファンを魅了した。

 また、アイドルとしての一面を押し出したステージでは、5人の変わらぬ明るさでファンを照らした。「久しぶりにこの曲、いきますよ!」とのかけ声で始まった「i☆Doloid」。カラフルなアイドル衣装に身を包んで登場したメンバーと、客席は旗揚げゲームのような振り付けを一緒に楽しんだ。真夏の太陽を思わせるような爽やかな「Special Kiss」では、間奏で「i☆Risから愛のメッセージをお届けします」と宣言し、順番に「ありがとう!」「大好き〜!」など思い思いにアイドルスマイルを振りまいた。そして「ハートビート急上昇」では、芹澤優が歌詞を〈I love i☆Ris〉と変えるなど、愛情たっぷりに歌い上げる。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ライブ評」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる