King & Princeに先輩たちがそれぞれの立場から送ったエール 東山紀之、中丸雄一、風間俊介、小山慶一郎らの発言から見えること

 11月4日23時半ごろ、ファンクラブサイトを通してKing & Princeから平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の脱退、およびジャニーズ事務所退所が伝えられた。翌5日の新聞各社の報道を皮切りに各局の情報番組でも大きく報じられ、同じジャニーズ事務所所属タレントが出演する生放送番組でも、報道内容についてそれぞれがコメントを述べた。

 11月6日早朝に放送の『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)でメインキャスターを務める東山紀之は、「メンバーが考えた末の結論」とした上で、「誰にでも人生を選択しなきゃいけない時が来ますから、彼らにとっては今だったのかな」と思いを巡らせ、「自分が表現したいこと、周りに求められていること、それが乖離してくることがあって。その気持ちを埋めることが難しくなってくる時期でもある」との見解を示し、5人にエールを送った。

 同日7時30分から放送の『シューイチ』(日本テレビ系)にレギュラー出演するKAT-TUN・中丸雄一は、5人が今回の決断に至るまでを、自身の経験を踏まえ、分析を交えながらコメントした。中丸は開口一番「本当に驚きましたね」と眉間にしわを寄せながら切り出し、番組での共演を挙げながら「悲しいです」と神妙な表情を浮かべる。そして今回の件について現役アイドルとして、そして過去にメンバーを見送ってきた経験を踏まえながら意見を述べた。

 中丸は「いち先輩としては、もったいないって思うのが正直な感想」と胸中を吐露。「ダンスのポテンシャルが高くて、めちゃくちゃ踊れるし、歌も歌えるし、喋れる。現代のアイドルに必要な要素を持っているんです」と彼らのスター性を評した。

 だが、彼らはそれらをわかった上での決断だと語り、ジャニーズにおけるスターの作り方について自らの経験を交えながら分析。ジャニーズJr.時代はCDデビューが目標だったものの、デビュー以降に様々な経験を積んでいくと、各々の目標にも違いが生じてくると話す。King & Princeの世代はより海外志向が強いこと、またコメントするメンバーの様子からまだ整理がついていない可能性があるとも語った。中丸は「ベースはみんな同じ気持ち」とメンバーの思いを、自らもグループ活動を続けてきたからこその視点で語った。

 そして週明け11月7日に『ZIP!』(日本テレビ系)に出演した風間俊介は、第一声「寂しいですね」とこぼし、「これからこの5人が月日を重ねてもっともっとすごいパフォーマンスを見せてくれると思い込んでいたのでショックです。なかなか飲み込めないんですけど、本人たちも、新しい挑戦だったり新しいことが始まることに不安な部分があると思うんですよね。ちょっと強がりだったとしても応援するって言ってあげたいと個人的には思ってます」と思いを述べた。またファンに向けて「もし強がりでも、わかった、頑張って応援する、って言ってくださるとしたら5人はすごく心強いと思うんですよね」とメッセージも添えた。

 同日夜にはNEWSの小山慶一郎も『バラいろダンディ』(TOKYO MX)でコメント。自らの経験を交えながら「この事実が本当にファンの皆さんに向けて発信されていってしまうんだ」と当事者だけが味わう感覚や心境を明かし、5人の決断を受け止めていた。他にもジャニーズ公式の会員制ブログでは、King & Princeのメンバーが揃ってブログを更新したほか、具体的な記述をせずとも彼らに向けたと思われるメッセージを発信するメンバーも。そして8日には堂本光一が、混乱する現状に落ち着きをもたらすようなメッセージを送った。

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