V6解散から1年、後輩にとって“追う背中”に 坂本昌行&長野博&井ノ原快彦、岡田准一、三宅健、森田剛……それぞれの活躍ぶり

 11月1日といえばV6のデビュー記念日。解散の道を選んでから早1年が経とうとしている。この一年の各メンバーの活躍ぶりを振り返ってみたい。

 20th Centuryとして活動をスタートさせた坂本昌行、長野博、井ノ原快彦。ドラマ、舞台への出演をはじめ、情報番組やバラエティ番組のMCやコーナーを担当するなどV6時代から変わらぬ活躍を見せている。グループとしては音楽活動も続け、5月23日には「夢の島セレナーデ」を配信リリース。5月25日にはジャニーズ事務所公式YouTubeで同楽曲のMVを公開した。作詞・作曲・編曲を曽我部恵一が手がけた作品で井ノ原主演ドラマ『特捜9 season5』(テレビ朝日系)の主題歌に起用された。MVの冒頭では井ノ原が「やっと会えた!」と曽我部と笑顔で対面を果たす様子から映し出されている。アコースティックギターを手渡された井ノ原は、サニーデイ・サービスと共にギター演奏しながら、坂本と長野とともに歌う。ゆっくりとした音の進行で、大きな窓から射しこむ柔らかい光に包まれ、優しい笑顔を浮かべる、そんな少し肩の力を抜いた“ゆるさ”がいまの彼ららしい。V6時代はダンスナンバーからバラードまで様々なジャンルの楽曲を歌ってきたが、ゆっくりと進むアコースティックギターの音色からは、大人の深みと余裕を感じる。

20th Century / 夢の島セレナーデMV

 そんな3人は、ニベア花王「ニベアメン アクティブエイジシリーズ」の新CMに日本人初の出演を果たした。CMソングに20th Centuryの新曲「水曜日」が起用され、見晴らしのいいラウンジを舞台に、清潔感溢れる“アラフィフ”メンバー3人の姿。どんな風に年齢を重ねてきたのか、多くを語らずとも伝わってくる魅力に溢れている。

ニベア花王 ニベアメン アクティブエイジ 続けよう篇 15秒 CM 20th Century

 2022年4月に写真展『Guys 俺たち』を開催した岡田准一。解散が決定してからの約2年間を自らカメラを構え、V6メンバーのありのままの姿を捉えた。それぞれの表情からは苦楽を共にしたメンバーだからこその距離感があり、6人にしか踏み込めない領域、角度から捉えた作品を見せてくれた。9月には映画『ヘルドッグス』が公開され、主演を務めたのに加えて技闘デザインを担当した。公開に合わせて出演した『A-Studio+』(TBS系)9月16日放送回では、岡田の俳優としての軌跡、そして周囲から“反抗期”と呼ばれていた時期についても言及。かねてから取り組んでいたカリ、ジークンドー、USA修斗などの格闘技は師範へ。役作りのために学ぶのではなく、格闘技そのものを習得した上で演技に落とし込むように崩した方がいいと考えたと話す。共演のキャスト陣にもアクション指導を行うなど、俳優と演出の二刀流の岡田。早すぎるアクションはカメラも追いつかないほど。岡田は「誰も褒めてくれない」と何度か口にしていたが、それが当たり前になるほどのレベルに到達しているのだ。周囲の手を借りないことが目標だったと柔らかい笑顔で話す岡田だが、作品ではスピード感と迫力に溢れるアクションの数々に圧倒される。ラブストーリーのオファーを待っているようだが、果たしてこちらの夢は叶うのか。岡田の俳優としてのこれからがさらに楽しみだ。

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