aiko『Love Like Rock Limited vol.2』Zepp Hanedaレポ その場限りのステージを最大限に楽しむ極上エンターテインメント
この日はちょうど新シングル『果てしない二人』の発売日。アンコールはその「果てしない二人」から始まった。また、ここへきてブラスセクションの3人が加わったことで、演奏に厚みが増し、サウンド面に迫力が備わった上での歌唱である。ステージから放たれる力強いエネルギーと、それに負けないaikoの歌声がオーディエンスを包み込む。会場の気温も一段階上昇。ギア全開のまま「帽子と水着と水平線」と「ストロー」を駆け抜け、終演となった。
その後はダブルアンコールもあり、大盛り上がりで幕を閉じたこの日。aikoからの突然のオーダーに完璧に応えていくバンドメンバーとの即興性の高いパフォーマンス、気心の知れた友人とのたわいない会話のように無限に話題が広がっていくMC。aiko、バンドメンバー、そして観客。その時、その場限りのステージを最大限に楽しみたいと願う全員が揃って初めて完成するのがaikoのライブだ。たくさん笑えてたくさんはしゃげる、極上のエンターテインメントである。aikoにとっても、ファンから元気をもらえた一日になったに違いない。ツアーのラストということもあって、最後の力を振り絞って歌い上げるaikoの全身全霊の姿勢も印象的だった。
■メンバー
Vo aiko
Keyboards 佐藤達哉
Keyboards 島田昌典
Bass 須長和広
Guitars 浜口高知
Guitars 設楽博臣
Drums 神谷洵平
Percussion 朝倉真司
Trumpet 斎藤幹雄
Trombone 川原聖仁
Sax 山本公樹
■セットリスト
1.ゆあそん
2.させないで
3.ねがう夜
4.くちびる
5.その目に映して
6.赤いランプ
7.beat
8.エナジー
9.夏恋のライフ
10.雨踏むオーバーオール
11.アスパラ
12.メドレー
格好いいな
リップ
うん。
マント
戻れない明日
夏が帰る
遊園地
Last
犬になる
カブトムシ
13.クラスメイト
14.花火
15.列車
En
16.果てしない二人
17.帽子と水着と水平線
18.ストロー
En2
19. ドライブモード
20. 未来を拾いに
21. ボーイフレンド
22. be master of life
En3
23. milk
24. be master of life
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