A.B.C-Zメンバー分析 第2回:河合郁人、テレビに引っ張りだこのマルチな活動 ギャップ見せる“アイドル”としての顔

 デビュー10周年記念ツアー『A.B.C-Z 10th Anniversary Tour 2022 ABCXYZ』を9月25日に終えたA.B.C-Z。10月26日には表題曲を大黒摩季が手掛けた13thシングル『#IMA』をリリースすることが発表され、11年目に向けて勢いを増している。そんなA.B.C-Zのメンバー一人ひとりの魅力を改めて考えてみたい。第2回は河合郁人。

 河合と言えば、今や様々なバラエティ番組に引っ張りだこのメンバーだ。直近で振り返ってみても『所JAPAN 2時間SP』、『VS魂』、『爆買い☆スター恩返し2時間超SP』(いずれもフジテレビ系)、『水バラ ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦』(テレビ東京)など挙げればきりがない。“ジャニーズものまね”で一躍有名になった河合だが、それだけにとどまらないからこその活躍ぶりである。そもそも、A.B.C-Zは数々の体を張ったロケを経験してきている。デビュー約1年後に放送された『J's Journey A.B.C-Z オーストラリア縦断 資金0円ワーホリの旅』(日本テレビ系)は特にシビアな条件で、与えられたのはキャンピングカーのみ。食費や宿泊費、ガソリン代などのその他資金は自分たちで働き先を見つけてお金を稼ぎつつ、ケアンズからシドニーまでの約2800kmを縦断するという内容だった。こうした経験を積んできているため、河合は少々きつめのロケもさらりとやってのけている。

【A.B.C-Z河合郁人】9月26日(土)深夜0時35分放送!~ものまね大作戦PART6~

 また、グループのMC担当に加え、『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)のMCを長年務めているため、番組内コーナーなどで進行ができる。ゲスト側で出演した際も、磨かれたトークスキルを発揮して具体的かつ面白いエピソードトークを展開。昨今では、“ジャニーズオタクのジャニーズ”といったポジションで同じ事務所の仲間の話も披露しているが、仲間から愛されているためどんなネタでもしっかり笑いに昇華できている。

 自分の感情を変にごまかさずに話すところも、河合の武器の1つだ。10月7日公開の映画『バッドガイズ』日本語吹替版の声優に挑戦した河合。作品にちなんで自身の“バッドガイズ”な一面を問われると、「結構やきもち妬くというか、嫉妬しちゃう」と明かした。仲良くしている後輩が別の先輩とご飯を食べに行くことや、敬愛する木村拓哉のラジオにKing & Princeの神宮寺勇太と髙橋海人がゲスト出演した際も「ちょっと悔しいって思ったりとか(笑)」と語っている(※1)。しかし、河合のこうしたところがイジられポイントになっており、また笑いに結びついているのだ。これだけマルチに立ち回れるのだから、引っ張りだこになるのも頷ける。

映画『バッドガイズ』アフレコ特別映像‼吹替歌唱シーン編 10.7公開

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