ジャニーズのライブ規模が急拡大 夢の“スタジアムツアー”行うグループは現れるか?

 ジャニーズグループが行うライブの規模が徐々に拡大しつつある。ジャニーズライブの定番であるアリーナクラスのツアーに加え、ドームツアーも成功させているグループが続々と登場しているのだ。デビューから18周年を記念したスタジアムライブ『18祭』として日産スタジアム、ヤンマースタジアム長居で4日間、計25.4万人を動員した関ジャニ∞は年内に4大ドームツアーも予定している。そしてドームツアー成功の先に見えてくるのは、やはりスタジアムツアーではないだろうか。本稿では、ジャニーズグループにおけるドームからの大きな飛躍となるスタジアムクラスのライブ開催のために必要な条件を考察してみたい。

アリーナを経てドームがジャニーズグループの定番に

 ジャニーズライブのホームといえば、横浜アリーナ、国立代々木競技場(主に第一体育館)、日本ガイシホール、大阪城ホール、北海きたえーる(北海道立総合体育センター)をはじめとした全国のアリーナクラスの会場と、東京ドームを含む全国5カ所のドームである。

 2022年になり、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上でドーム会場でのライブを行ったのは、8月まででKing & Prince、Kis-My-Ft2、KinKi Kids、ジャニーズWESTである。King & Princeは『King & Prince First DOME TOUR 2022 ~Mr.~』として4カ所、ジャニーズWESTは『ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022 TO BE KANSAI COLOR -翔べ関西から-』として3カ所のドーム公演を完走。グループとして初のドームツアーということもあり、今後の飛躍も期待されている。

 またSexy Zoneも8月14日、横浜アリーナで行われた『セクシーゾーン ライブツアー2022 ザ・アリーナ』にて、12月16日、17日に東京ドーム、12月24日、25日に京セラドームにて初のドーム公演を行うことが発表された。

 ドームツアーの歴史を紐解くと、ジャニーズグループとして東京ドームでコンサートを行ったのは1989年の光GENJIが初である。同年には再結成が話題となっている男闘呼組の『男闘呼組 Big Tour ’89』の最終公演も開催されている。その7年後にSMAPが『SUMMER CONCERT ’96 “超無限大翔”』を行い、ジャニーズのドームツアーのスタイルを完成させた。

 そしてジャニーズとして唯一、スタジアム含むツアーを行ったグループもSMAPだ。2002年の『SMAP ’02 “Drink! Smap! Tour”』は『2002 FIFAワールドカップ』の開催を記念し、同大会の会場として使用された宮城スタジアム、味の素スタジアムをはじめ、ジャニーズでは初の横浜国際総合競技場(現在の日産スタジアム)での公演を含むツアーを展開した。翌年も『SMAP ’03 MIJ TOUR』にて宮城スタジアム、味の素スタジアム、横浜国際総合競技場などを巡るツアーを開催。ツアーの度に自身の記録を塗り替えながら前人未踏の金字塔を次々と打ち立てた。

 2005年には『SMAPとイク? SMAP SAMPLE TOUR FOR 62DAYS.』でジャニーズとして初の国立霞ヶ丘競技場(国立競技場)でのライブを成功させた。同会場は天然芝の保護などの問題から、開催に向けての審査が厳しいことが有名で、当時国民的人気を誇るSMAPをもってしても、3年越しの交渉の末にようやく実現した。

 以降、2007年に『ARASHI AROUND ASIA + in Dome』で初の東京ドームでのライブを行った嵐も2009年『ARASHI Anniversary Tour 5×10』で国立競技場のステージに立ち、その後もスタジアムでのライブとドームツアーを開催しているが、全国各地のスタジアム会場を組み込んだツアーはSMAP以降、未だ行われていない。

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