乃木坂46 5期生は初の“対外イベント”に挑む 開催迫る『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』注目ポイントは?

 世界最大のアイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022 supported by にしたんクリニック』(以下、『TIF』『TIF2022』)が、8月5日から7日にかけてお台場・青海周辺エリアにて開催される。 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止を余儀なくされつつも、代替としてオンライン形式にて開催した『TIFオンライン2020』、従来の『TIF』とオンライン形式とのハイブリッド型のステージ展開に挑戦した『TIF2021』に続く、今年の『TIF2022』の特徴は3年ぶりの夏開催であること、さらに有観客と配信を組み合わせた新たな『TIF』の形を模索しながら、かつての『TIF』の形を取り戻そうという試みも感じさせることだ。

 その象徴と言えるのが、DREAM STAGEとENJOY STADIUM、物販・特典会エリアの復活である。これらは、東京国際クルーズターミナル駅(かつての船の科学館駅)とダイバーシティ東京プラザの間にある青海臨時駐車場O地区にリバイバルされる。10年以上にもおよぶ『TIF』の歴史において、数々の伝説を作ってきたSMILE GARDENと同じく、フジテレビ本社屋広場に位置するDREAM STAGEもまたアイドルファンから愛されていた野外ステージだった。コロナ禍以降、『TIF』が長年続けてきた無料エリアは廃止されている。SMILE GARDENを含め、今年も全てのステージが有料となっており、その無料エリアの代わりとも言えるのが無料ライブ配信。DOLL FACTORYのみと限定的ではあるが、、TVerという広いプラットフォームでその全てのステージ(3日間の見逃し配信まである)が観られるのは、出演するアイドルにとっても嬉しいことだろう。

 前述した2ステージの復活によって、昨年の約170組から今年は210組以上へと出演者も増加している。アンバサダーを務めるNHOT BOTを筆頭に様々なバーチャルアイドルが中心に出演する「バーチャルTIF」はそのままに、ウマ娘 プリティーダービーやアイドルマスター シャイニーカラーズ(ストレイライト、シーズ)、さらにはゴリエといった多様なアイドルが今年も『TIF』を盛り上げる。『TIF』のメインステージ・HOT STAGEの各日のトリは、初日がJuice=Juice、中日が=LOVE、最終日が日向坂46。それぞれを「ハロー!プロジェクト」「指原莉乃プロデュース」「坂道シリーズ」と見れば、共通点はそれぞれから初出演となるグループがいることである。

 初出演にしてトリを務める貫禄のJuice=Juiceを先頭に、ハロプロからは、つばきファクトリー、BEYOOOOONDS、OCHA NORMAが登場。今月7月13日にデビューシングル『恋のクラウチングスタート/お祭りデビューだぜ!』をリリースしたばかりのOCHA NORMAは、後2日間でSMILE GARDEN、SKY STAGEといった伝統あるステージにパフォーマンスを刻む。さらに、初日に出演するBEYOOOOONDSが、グループ内ユニットのCHICA#TETSU、雨ノ森 川海、SeasoningSの3組として翌日に初出演することは、受け皿の広い『TIF』ならではである。

≒JOY(ニアリーイコールジョイ)/ 1st Song 『≒JOY』【MV full】

 年々勢力を拡大し続ける=LOVE、≠MEからは、今年第3のグループ・≒JOYが誕生。『TIF』2日目にはこの3組が集結する。=LOVEと≠MEにとって、『TIF』はステージデビューを飾った大切な場所。昨年は大トリの乃木坂46、AKB48の前というところまで上り詰めた=LOVEが、ついにメインステージのトリを飾る。≒JOYはすでに合同コンサート『イコノイジョイ 2022』で初ステージを終えているが、先輩グループが通ってきた言わば彼女たちにとっては登竜門の舞台と言えるだろう。

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