≒JOYに新加入、元ラストアイドル 小澤愛実に集まる注目 「歌がすごいグループ」への重要なピースに

 ≒JOYが8月6日開催の『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』(以下、『TIF』)に初出演する。≒JOYは、指原莉乃がプロデュースする=LOVE、≠MEに続く第3のグループ。3月29日にお披露目会を開き、そこから約3カ月という短さで合同コンサート『イコノイジョイ 2022』にてステージデビューを果たした。富士急ハイランド・コニファーフォレストという、2万人規模の大舞台である。『TIF』は、かつて=LOVEと≠MEが初めてステージに立った、≒JOYにとっては登竜門とも言える大切な一歩となる。グループのコアなファン以外も見届ける注目のステージであるが、中でも先行して注目を集めているのが、6月25日に新メンバーとして加入したばかりの小澤愛実ではないだろうか。

≒JOY(ニアリーイコールジョイ)/ Documentary of ≒JOY -Episode1.5- 「転機」+1

 小澤は、元々ラストアイドルのメンバーとして5月末のグループ解散まで活動していた。加入に至るまでの経緯は、グループの公式YouTubeにて公開中の動画「Documentary of ≒JOY -Episode1.5- 「転機」+1」の中で指原の口から説明されている。

 指原は≒JOYを結成すると決まった早い段階から小澤(「ラスアイの子」というニュアンスから複数メンバーの可能性もあるが)に声をかけていた。≒JOYが昨年10月からオーディションを開始する一方で、ラスアイは解散に向かって動き出していく。指原はラスアイのユニット楽曲/メンバーをプロデュースしたこともあり、先に解散の件を聞いていたのであろう。≒JOYのお披露目の時期とタイミングが合わないことから指原は小澤と仕事をすることを諦めていたが、5月のラストコンサートを観て「この歌声を手放して、歌わない世界に行ってしまうのはもったいない」「複数人のユニゾンでも聞こえてくる、ステージに立ちたいと感じる声」「今日声をかけないと一生後悔する」と感じ、終演後の楽屋でそのまま小澤に加入を持ちかけた。

 指原を迷わせていたのは、すでに出来上がっている12人の絆。≒JOYはお披露目会の翌日から2泊3日の合宿を行っている。=LOVE、≠MEも経験してきた、プロとしての最初の一歩である。dTVではその模様に密着したドキュメンタリー「Documentary of ≒JOY -Episode2- 「決起」」が公開されており、CRE8BOY・山川雄紀の温かくも厳しい指導のもと≠ME「君の音だったんだ」や=LOVE「手遅れcaution」といったダンス課題曲の表現に悩み、涙しながら“アイドル”とは何かを知る濃密な期間が映し出されている。そこで生まれた結束力に加えて、指原の中には=LOVE、≠MEのデビュー当初がそうであったように12人という人数へのこだわりもきっとあるのだろう。しかし、裏を返せばそれほどまでに小澤に惹かれたということでもある。もしかしたら、自身のHKT48としての卒業コンサートに足を運ぶほど慕ってくれている小澤を、指原は以前から気に留めていたのかもしれない。

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