二宮和也率いる『ジャにのちゃんねる』のジャニーズ改革 『24時間テレビ』に至るまでを振り返る
開設からわずか1年でチャンネル登録者数322万人（※2022年4月25日時点）と好調な二宮和也率いる『ジャにのちゃんねる』からまたまたビッグなサプライズが届けられた。それは今年8月に放送される『24時間テレビ』（日本テレビ系）のメインパーソナリティーを、『ジャにのちゃんねる』のメンバー4人が務めることが発表されたのだ。これを機に、二宮がYouTubeを通じジャニーズにもたらした改革について考察してみたい。
バランスの良い4人の意外な一面
昨年4月8日、YouTubeに突如「芸能事務所からの重大なお知らせ」と題した動画が投稿された。この時点ではほとんどの人が動画の存在すら気がついていなかったかもしれない。しかし4月15日、シルエットと共に「ジャニーズの人からのお知らせ」と題した動画が投稿されると、ファンの間では「二宮くんでは？」とSNSを中心に注目が集まった。二宮と仲の良いという中丸雄一（KAT-TUN）、山田涼介（Hey! Say! JUMP）、菊池風磨（Sexy Zone）とグループの枠を超えたメンバーが発表されると、破竹の勢いでチャンネル登録者数も200万人に達した。几帳面で冷静な中丸は動画の編集やアートディレクションを担当するなど多彩な才能を発揮、またチャンネル内では“卍（まんじ）”のあだ名で陽キャな菊池は、先輩相手でも臆することなくツッコみ場を盛り上げる。さらに二宮と並びゲーム好きである山田は、そのユニークな一面を動画を通じて知ることができた。
動画では、「夏休みSP」としてキャンプに出かけたり、ゲーム実況、ジャニーズの後輩とのコラボ、以前住んでいた場所やロケ地を巡る“聖地巡礼”、ジャニーズショップで爆買いなどユニークな企画を次々と配信している。
YouTubeを始めた意図は「後輩と喋る場が欲しかった」
4月8日放送の『A-Studio＋』（TBS系）にゲスト出演した二宮は、旧知の仲であるMCの笑福亭鶴瓶と後輩の藤ヶ谷太輔（Kis-My-Ft2）とトークを展開。その中でYouTubeについても触れた場面があり、二宮は一緒に配信をしている後輩3人を仲良しメンバーであると告白。またYouTubeを始めた理由については後輩と喋る場が欲しかったと明かし、さらに別のチャンネルを持つジャニーズ同士でつながるのも良いかもと、今後の展開も語っていた。同番組では、二宮には秘密で他3人にも取材を行っていたが、山田が取材があることをうっかり二宮に伝えてしまっていたという経緯も明かすなど、改めて仲の良さを伝えながらスタジオを盛り上げていた。また嵐の活動休止後の生活についても、嵐のメンバーで新年会を行ったことを告白。芸能活動を休止している大野智に関しては定期的に連絡を取らないと心配になるそうで、嵐の絆の強さも感じることができた。さらに二宮はアイドル論について「一番良いのは好きになってくれた人の両親がその子が幸せだと思ってくれたら良い」と独自の考えも披露した。
今夜11時から #Aスタプラス #二宮和也 さんが約12年ぶりにゲスト出演💛👏🏻#三浦友和 さん #小泉孝太郎 さんに取材🗣
そして #ジャにのちゃんねる メンバーも知りたい
二宮さんの理想の＂アイドル＂とは🥳聞き入っちゃうお話いっぱいです！
お見逃しなく✨#笑福亭鶴瓶 #藤ヶ谷太輔#マイファミリー pic.twitter.com/7KFxQqfLpp— A-Studio＋ (Aスタプラス、Aスタジオ) (@a_studio_tbs) April 8, 2022
過去に自身のラジオ番組『BAY STORM』（bayfm）でも「働くときは働いて休むときには休むから勉強の時間も取れる」と話し、YouTube動画の編集技術のスキルを上げて更新頻度をアップしたいと明かしていた。二宮はどんな仕事でも飄々とこなす天才肌であると思われがちだが、実は大変な努力家である。多忙なスケジュールでも映画やドラマのセリフは完璧に覚え、現場に台本は持ち込まない。その裏にどれだけ見えない努力が隠されているのか、推して知るべしだ。
頭の回転が速いことでも知られ、バラエティ番組では嵐のメンバーや、共演するお笑い芸人にまで素早く的確なツッコミやコメントをすることができる二宮。『ジャにのちゃんねる』の配信でもテンポの良いトークを展開し、後輩の意外な一面にスポットを当てている印象だ。二宮とユニットを組んだことで、動画を通じ、これまであまり知られていなかった後輩達の意外な素顔や魅力を知ったという人も多いのではないだろうか。
4月23日放送の『1億3000万人のSHOWチャンネル』（日本テレビ系）で地上波初登場となった『ジャにのちゃんねる』の4人。MCの櫻井翔も興味津々の様子で番組が進行し、前番組『嵐にしやがれ』（日本テレビ系）の人気企画「デスマッチ」も復活。真っ先に正解した二宮と次に正解した櫻井が、引き続き回答できるオリジナルルールを決めるなど“磁石コンビ”が発動。なかなか正解できない菊池が「クソ！」を連発し、YouTubeで培ったチームワークで番組を盛り上げていた。
